突然ですが、バンドって素敵ですよね。


数人のメンバーが一緒に集まって演奏すれば、一人だけでは生み出せない分厚くて深みのある音楽を生み出せるから。



そして、バンドとして音楽活動を行うメリットは、表現できる音楽の幅が広がるということだけにとどまりません。数人のメンバーが集まることで、音楽活動を行う上で必要な役割を分担することができるんです。



この記事では、バンドとして活動しているミュージシャンにぜひとも知っておいて欲しい、メンバー内で誰かが担うべき役割を紹介したいと思います。



 



 



自分たちはこういうバンド!を象徴する存在





まず、バンドとして活動する上で一番大切なのは、自分たちはどういうバンドなのかという芯をしっかり定めること。



バンドのメンバーの全員が似たような個性を持っているということはまずあり得ないし、メンバーそれぞれが強い個性を持っている方が、音楽的にいい相互作用が生まれていいバンドになるというのはよく言われた話。


それでも、バンドとしてどういう方向性で行くのかがまとまっていないようでは、決してうまくいかないし、自分たちはどういうバンドなのかをリスナーにも分かりやすく形で示さないと、なかなかファンが付かないのが実際のところなんよね。



そこで、バンドを象徴するシンボル的な役割を担うメンバーが必要になってくる。


○○というメンバーを見れば××というバンドが自然と浮かぶ、逆に××というバンドといえば○○というメンバー、といったバンドの核となる役割です。


たとえば、ミスチルでいえば桜井さんやし、Queenでいえばフレディー・マーキュリー。そうやっていろんな有名バンドを考えたときに、バンドのボーカルがそのバンドを象徴する役割を担うのが自然なのかも。必ずしも、ボーカルがその役割を担わなくてはいけないということにはならないと思うけどね。



 



 



コミュニケーション担当





音楽活動を潤滑に進めていくためになくてはならないのが、コミュニケーション全般を担当するメンバー


たとえば、ライブ中のMCを担当すべきなのが、このコミュニケーション担当。MCの内容は、無理にバンドの方向性や世界観に合わせる必要はなく、お客さんに「良い人そうだな」とか「カッコイイな」と思ってもらえることの方が重要。


ライブ中にコミュニケーション能力を見せることができれば、ライブ終わりにリスナーが話しかけやすいし、そうやって交流が生まれることによって自分たちのファンになってくれる人が増えるからね。


MCというのは、どうしてもボーカルがやるイメージが強いかもしれないけど、別に他のパートが担当してもいいわけで、メンバー内で一番コミュニケーション能力が高い人がこの役割を担うべきやろうね。



もちろんコミュニケーションが大事になるのはお客さんとの間だけじゃない。ライブハウスのスタッフやブッキングスタッフ、さらには共演したバンドなどと気さくに話すことで、いい印象を与えることができれば、次の機会につながっていくからね。



 



 



音楽的な知識担当





音楽活動を進めていく中で、ある程度の音楽的な知識をメンバー全員が持っておくのは当たり前として、その中でも特に音楽の専門知識に詳しい人がいると、とってもバンドとしてやりやすくなる。



音楽的な知識が深いメンバーがいれば、ライブ前の音合わせの段階で、自分たちが出したい音を、その日のライブハウスのスタッフの人に寄らず調整することができるし、音源をレコーディングするときにも、どんな種類の音はどんな機材を使えばいいとかを考えることができる。



あと、上のコミュニケーション担当の話にもつながるようやけど、音楽的な知識が深いと、他のミュージシャンと仲良くなれる可能性が高い。


単純なところでいうと、お互いに好きなバンドの話で盛り上がって、次も一緒に共演しようと繋がりが増えるかもしれないし、機材などの点で他のバンドにアドバイスすることができれば、これまた重宝がられて仲良くなる可能性が高くなる。そうやって、音楽的な知識担当のメンバーは、音楽関係者に限定すればコミュニケーション担当にもなれるってことになる。



 



 



上で紹介した役割はあくまでも一例。バンド活動を進めていく中で、担当しなければいけない役割っていうのはどんどん増えていくと思う。そういった役割を、一部のメンバーが背負い込んでしまうと、関係性がぎくしゃくしてしまう可能性が高くなるから、ぜひともいろんな役割を細かくそれぞれで分担することがオススメです。



複数のミュージシャンが集まったメリットを最大限に活かしていい状態で音楽活動が出来るよう、ぜひとも役割分担に意識してバンド活動を行ってみてください。



▶音楽専門クラウドファンディングサイトmuevo:http://www.muevo.jp