音楽を作るミュージシャンにとって、自分たちの曲をできるだけ多くの人に聴いてもらいたいというのは誰もが思っていることでしょう。そして、できれば、自分たちの曲を気に入ってもらって何度も繰り返し聴いて欲しいもの。繰り返し聴いてもらうことで、よりその曲に愛着を持ってもらえるからね。



この記事では、自分たちの曲をヘビロテ(何度も繰り返し聴いて)してもらうために、ミュージシャンがやるべきことを紹介したいと思います。



 



 



良い曲を作る





何をいきなり分かりきったことを言ってるんだと思われるかもしれないけど、良い曲を作らなければ、何度も繰り返して聴いてもらえることはないでしょう。でも、自分たちの曲を良いと思わずに世の中に送り出しているミュージシャンはいないでしょう。



大事なのは、自分たちの音楽を聴くリスナーに良いと思ってもらえるかどうか。そして、禅問答のようになってしまうけど、良いと思ってもらえるにはある程度繰り返し聴いてもらえる必要がある


曲の良さを理解するには、1度や2度聴いただけでは足らないし、逆に10回も20回も同じ曲を聴けば、聴き慣れることによってリスナーに良いと感じてもらえるチャンスが出てきます。



なので、良い曲を作るってのは、繰り返し聴いてもらえるような”仕掛け”を持った曲ということにもなる。


たとえばイントロに全力をささげて作る曲は、繰り返して聴いてもらえる”仕掛け”を持った曲になり得る。どういうことかというと、曲の一部だけでも、クセになったり物凄い音使いのパートが合ったら、そこだけでも繰り返し聴きたくなるもんやからね。


他にも、1曲の中でいろんな展開を見せる曲ってのも”仕掛け”を持った曲の例。きっと一度では理解できないし、それぞれのパートに注目して何度も聴きたくなるリスナーも多いはず。そうやって、繰り返して聴いてもらえることに注力した曲作りってのが大事になるんよね。



 



 



繰り返し宣伝する





新しい曲をYouTube上で公開したり、新しいアルバムをリリースしたときは、そのことを一生懸命に宣伝する。それはどのミュージシャンでもきっと同じやと思う。でも、繰り返し聴いてもらうために大事になるのは、同じく繰り返し宣伝することなんです。



たとえば、ある新曲を公開してTwitterやFacebookなどで宣伝したとする。すると、それを見て自分たちのことを初めて知ってくれたリスナーは、その瞬間は自分たちの曲を聴いてくれるかもしれない。


でも、そこでファンにならなければそれまで。ただ、繰り返しそのような宣伝を行うことで、そういったリスナーに自分たちの曲を2度目、3度目と聴いてもらえる可能性が出てくる。


そうして繰り返して聴いてもらえば、こちらのもの。他にはどんな曲があるのかな?っていう風に興味が連鎖していくからね。



宣伝というと、それを見た人にくどいと思われるんじゃないかっていう心配もあると思う。確かに、1週間に1回とかの宣伝になってしまうと、その宣伝を鬱陶しいと感じてしまう人もいる。


でも、1か月とか1年とかそれぐらいの周期ならきっと大丈夫やし、それこそ曲を公開した1周年記念みたいに盛り上げれば、しばらく自分たちの存在を忘れてしまっていた人や、自分たちのことを初めて知る人にアピールすることができるからね。



 



 



別バージョンを作る





繰り返し聴いてもらいたい曲の別バージョンを作るというのも、繰り返し聴いてもらえるための一つの工夫。


たとえば、普段は激しい音を鳴らすロックバンドなら、アコースティックバージョンみたいなのがオススメ。原曲とはまた違った魅力を提供することで、たとえば原曲にはそこまでハマらなかった人に気に入ってもらえる可能性も出てくるし、そのアコースティックバージョンで自分たちの曲に興味を持った人が原曲に興味を持ってくれる可能性も出てくる。



あと、音楽的な別バージョンを作るだけじゃなく、たとえばすでに世の中に公開している曲のミュージックビデオを作るっていうのも、繰り返し聴いてもらう方法の一つ。


映像的な魅力を付加することで、その映像を何度も見たいと思う人に曲を繰り返し聴いてもらえるし、ミュージックビデオを公開したという話題性で自分たちのことを知ってもらい、そのほかの曲も繰り返し聴いてもらえる可能性が出てくるからね。



 



 



以上、自分たちの曲を繰り返し聴いてもらうための方法を紹介してみました。


よっぽどの音楽好きじゃない限り、その人の好きな音楽って、結局何度も耳にして聴き慣れた曲やったりすることが多いわけで、そういう意味でも何度も繰り返し曲を聴いてもらうというのはファンを増やすためにとても大事。


上に書いたことを参考に、曲を繰り返し聞いてもらうための方法を考えつつ、曲作りや曲の発表に取り組んでみてはいかがでしょうか。



▶音楽専門クラウドファンディングサイトmuevo:http://www.muevo.jp