ジャンル分け不能な不思議な魅力を持つバンド【FOUR GET ME A NOTS】

cal & Bass 石坪泰知、Vocal & Drums 阿部貴之、Vocal & Guitar 高橋智恵

3ピース・バンドによるパンキッシュな演奏と激しいアクション、英語の歌詞を取り入れた男女のツイン・ボーカルで強烈なインパクトを放つ、「フォゲミ」ことFOUR GET ME A NOTSは、今年で活動11年目を迎える。2008年に1stアルバムをリリースしその後、コンスタントにアルバム・リリースとツアーを続け、その一度見たら忘れられない圧倒的なパフォーマンスで、ファンの支持を集めている。

女性を擁する凡百のバンドとは一線を画す圧倒的なライブパフォーマンスと、石坪(Vo.Ba.)と高橋(Vo.Gt.)の男女の絶妙な声の絡み合い、それを勢いづける阿部(Dr.Vo.)のコーラスワークが特徴。

オフィシャル・ホームページより

オフィシャル・ホームページで紹介されているとおり、通常の女性を擁するバンドとは、かなり雰囲気が異なるバンドである事は、今年リリースされた最新作「ASTREA」からのリリック・ビデオを見て頂ければ分かるだろう。

ビデオの中の演奏シーンを見ると、かなりワイルドな印象を持つが、ボーカル・ラインはキャッチーなフレーズが多く、パンク・バンドとも異なっている。ジャンル分け不能な独自の音楽性を持ったバンドだ。

歌詞が英語なので、洋楽的な雰囲気も持っている。だが、歌メロには日本人の琴線を刺激する親しみやすいキャチーなメロディが溢れている。男女のボーカルも、吐き捨てたり、叫んだり、という感じではなく、メロディをしっかりと歌い、ハーモニーも美しい。聴けば聴くほどに、その不思議な魅力に引き付けられる。

パンクといえばキャッチーではあるが荒々しくて聴く人を選ぶイメージを持っている方もいろだろう。

ただ、フォゲミはあなたの知っているパンクとは違うのではないだろうか。

オンコードが多用されており、少し都会的な世界が広がっている。

また、そのメロは洋楽のテイストが広がっている。

GREEN DAYやThe Offspringのような

筆者のイメージはオシャレパンクといったイメージだ。

フォゲミは確実にパンクの歴史に名を刻む存在になるだろう。

普通のリスナーは勿論、ミュージシャンもフォゲミの音楽に魅かれる様で、ツアー中の対バンの中には、昔フォゲミをカバーしていたなんてこともあったようだ。

フォゲミは、これまでに5枚のフル・アルバムと3枚のミニ・アルバム、そしてベストアルバムをリリースしてきているが、先ほどのSailが収録された5thアルバム「ASTREA」は、激しい演奏とキャッチーなメロディが融合した、フォゲミの魅力が詰まった作品だ。収録曲の中にはディズニーのアニメ「アラジン」のテーマ・ソングA whole new worldも収録されており、他の曲とは少し趣を異にしたアクセントになっている。それでも曲が浮いた印象はなく、自然な形でフォゲミのオリジナルに溶け込んでいる。男女ボーカルのデュエット形式になっており、大ヒットの予感すらする素晴らしい仕上がりになっている。

ライヴ・インフォメーション

2015.12.20 sun 酒田 hope

Wienners「みずいろときいろTOUR x FRIDAYZ MEETING #44」

OPEN/START 18:00 / 18:30

ADV/DOOR ¥2,500

FRIDAYZ / FOUR GET ME A NOTS / Wienners

【チケット】酒田 hopeメール予約

※FOUR GET ME A NOTS では、チケット予約を受け付けておりません。

info：酒田 hope 090-9539-2459

2015.12.23 wed 下北沢SHELTER

CROSS RECORDS presents "CROSSROAD vol.0" ～Merry Xmas and a happy New Year～(ALL NIGHT EVENT)

OPEN/START 18:30 / 19:00