素朴なクラシックギターの音色と、透き通るような歌声。

その2つだけで、幾通りもの色彩豊かで濃密な物語を紡いでいく。
青葉市子、彼女の感性溢れる楽曲に触れると、ぽうっと心に灯がともる。
クラシックギターの弾き語りというシンプルなスタイルで、透明感がありながらも奥深さを感じる楽曲たちは、何度も何度も読み返したくなるおとぎ話のようだ。


青葉市子 / ICHIKO AOBA

音楽家

1990年生まれ。

2010年、1stアルバム『剃刀乙女』でデビュー。
これまでに4枚のソロアルバムを発表。
2015年秋に台湾・香港・シンガポール・マレーシア・タイの
5カ国を廻る自身初のアジアツアーを開催。
舞台作品では『レミング~世界の涯まで連れてって~』
『cocoon』への出演や朗読劇『みつあみの神様』の音楽を担当。
その他CM音楽、ナレーション、イラスト、作詞家、エッセイ等様々な分野で活動中。



■4th Album「0」収録曲:「いきのこり●ぼくら」




静かに始まるギターリフ、軽やかに爪弾かれるギターの音色が心地いい。

こちらは2013年にリリースされたメジャー第1弾となる4th Album「0」に収録されている「いきのこり●ぼくら」という楽曲。

霞がかった森の中に響く彼女の透明感ある美しい歌声が、幻想的な印象を与える。


”どれが僕の血なのか わからないね”


”新しい亡骸を 峡谷へ落とす”


”鳥たちがすかさず啄んで 空高く 運んでく”


ヘビーな内容の歌詞ながらも、余計な感情は入れず、語りかけるように淡々と歌い上げる。

それが逆に、絶望的な世界に差し込む光の筋のようだ。



■4th Album「0」収録曲:「機械仕掛乃宇宙」




こちらは「いきのこり●ぼくら」と同アルバムに収録されている「機械仕掛乃宇宙」

ツアーファイナルとなった東京Shibuya WWWで行われたライブの映像である。
ギターの弾き語りを始めるきっかけとなった山田庵巳のカバー曲だ。
山田の楽曲を弾いていて、それを本人に聞いてもらいに東京へ通ううちに、オリジナル楽曲を作ろうと思ったのが、彼女の音楽活動の始まりなのだ。
それ故に彼女の「機械仕掛乃宇宙」への思い入れはすごい。
長い曲はいささか中だるみしがちになるが、元々の楽曲の素晴らしさに青葉市子テイストが加わり、10分超の物語を飽きさせずに聴かせてくれる。
静かに始まり、時に激しく、時に優しく展開されていく旋律。
クラシックギターの柔らかい音と彼女の歌声によるハーモニーが、いともたやすく観客の心を捕えて離さない。



■3rd Album「うたびこ」収録曲:「ひかりのふるさと」




こちらは2012年にリリースされた「うたびこ」に収録されている「ひかりのふるさと」という楽曲だ。

MVは弾き語る彼女を定点で収め、光の明暗で楽曲の世界観を表現している。
彼女のソプラノボイスが神々しく、まるで讃美歌を聴いているかのようだ。
抜け感のある彼女の歌声は、息遣いすらメロディーになっている。
響き豊かで心地のいい音が、心にすうっと浸透していく。

都内某所、彼女のライブに足を運んだ。

淡い照明の中、演奏が始まると会場は青葉市子の世界観にひっそりと染まっていく。
ギターの弾き語りというシンプルなスタイルだからこそ、ごまかしが効かない。
だが彼女の持つギターテクニックと圧倒的な歌唱力は、このスタイルこそ際立つのだ。
温かみのあるクラシックギターの音色としなやかに伸びる美しい歌声が、独特な空気感を楽曲にもたらす。
奥深く濃密ながらも、観客各々がその楽曲に様々な色を感じることが出来る。
どこかおとぎ話のような、日常を離れて今までとは違う世界に足を踏み込んだかのような不思議な体験。
彼女の奏でる音に耳を傾けながら、忙しく過ぎ去る日常を振り返る。
ぜひ、あなたも彼女のライブに足を運び、青葉市子の弾き語る物語にどっぶりハマっていただきたい。
きっとそれは秘境への小旅行にも似た満足感を、あなたの心にも残してくれるだろう。



公式HP

■ライブ情報

「kedama circus vol.5」
日程|2016.6.3(金)
会場|岡山 蔭凉寺
(岡山県岡山市北区中央町10−28)
時間|開場18:00 開演19:00
料金|ADV¥3900 DOOR¥4400
出演|青葉市子 / 原田郁子(クラムボン)
装飾|KAMIORI KAORI


メール予約|shuri-@i.softbank.jp
お問い合わせ|shuri 0862344911
主催|shuri


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「頂 -ITADAKI- 2016」
日程|2016.06.04(土)- 05(日)
会場|静岡 吉田公園特設ステージ
(静岡県 榛原郡 吉田町 川尻 4036-2)

http://www.itadaki-bbb.com/2016/


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「青葉市子とmama!milk 初夏の旅 篠山編」@rizm

日程|2016.06.18(土)-06.19(日)

会場|rizm (兵庫県篠山市今田町下小野原7-2 *旧米蔵)

時間・料金|

◎ 2016年6月18日(土) よる公演 18:00開場 19:00開演 前売り:¥3,000 当日:¥3,500

◎ 2016年6月19日(日) ひる公演 14:00開場 15:00開演 前売り:¥3,000 当日:¥3,500

※ 小学生以下は無料。但し、未就学児の入場はご遠慮いただいています。

静粛を楽しむ音楽ですのでご理解のほどお願い申し上げます。


出演|mama!milk / 青葉市子

音響|sonihouse (鶴林万平)
FOOD|FOOD WORKER FUNAKI (舟木貞裕)
企画|colissimo /イトウ音楽社

http://colissimo.jp/journal/news/6703/


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「TERMINAL-H & TENT 〜Bugseed & 田中光 Double Release party〜」

日程|2016.06.25(土)

会場|BATICA
(東京都渋谷区恵比寿南3-1-25)
時間|open 16:30
料金|adv. ¥2,300 / door ¥2,800 (+1drink)
出演|


< Guest Act >

青葉市子 × Kan Sano


< Release Act >

BUGSEED 田中光&masaya yoneyama


< Act >

DADAKAKA RAMMELLS LINN MORI< DJ >

akusto Asami Kazuhiko (土曜日と君。) Erykah HAYABUSA NoB マエシン


http://www.batica.jp/schedule/article-2074/


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「青葉市子&SKIP SKIP BEN BEN east asia tour」

8/19 台湾 台北 月見君想

8/20 韓国 seoul T.B.A

8/21 韓国 seoul T.B.A
8/23 東京都 月見ル君想フ
8/24 京都府 京都 UrBANGUILD
8/25 兵庫県 神戸 旧グッゲンハイム邸(Guggenheim House)
8/26 香川県 高松 206 TSU MA MU
8/27 T.B.A


http://www.bigromanticrecords.com/#!%E9%9D%92%E8%91%89%E5%B8%82%E5%AD%90SKIP-SKIP-BEN-BEN-east-asia-tour/colb/572b06470cf26d4f7c1dab0b


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「shima fes SETOUCHI 2016 ~百年つづく、海の上の音楽祭。~」
日程|2016/8/27(Sat), 28(Sun) ★8/26(Fri) 前夜祭は全野菜 BAR !
会場|小豆島 ( しょうどしま ) ふるさと村
(香川県小豆郡小豆島町室生 2084-1)
時間|
[8/27(Sat)] 開場 10:00 開演 10:30 / 終演 21:00 頃
[8/28(Sun)] 開場 10:00 開演 10:30 / 終演 18:00 頃
[ 前夜祭 8/26(Fri)] 開場 17:00 開演 18:00 / 終演 21:00 頃

http://shimafes.jp


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■その他お知らせ

現在上映中の赤塚不二夫さんのドキュメンタリー映画『マンガをはみ出した男〜赤塚不二夫』にて、ナレーションを青葉市子が担当。

http://hamidashi-fujio.com/

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7/23〜8/4 @京都
マームとジプシー次回作「0123」
作・演出 藤田貴大
出演 青柳いづみ 青葉市子 川崎ゆり子 吉田聡子
2016.7.23(Sat)-8.4(Thu)/元・立誠小学校(京都)
チケット予約開始|2016年6月19日(日)AM10:00
http://mum-gypsy.com/


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