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甘さと苦味を併せ持ったポップバンド、メルヘンベリー

甘さと苦味を併せ持ったポップバンド、メルヘンベリー

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は甘さと苦味を併せ持ったポップバンド、メルヘンベリーの登場です。



写真左から荻原稔(Ba, Cho)、菊地拓郎(Vo, Gt)、高瀬優(Dr)、曽根克(Gt, Cho)


都内を拠点として活動する“アートロック・ポップバンド”、メルヘンベリー。彼らの音楽は、その名が示す通りの甘くてフワフワした面と、そこからは想像もつかないビターな面とを併せ持っている。


2007年に結成。2012年には1年間の活動休止をはさみつつ、今年で結成10年目を迎えた、キャリアの長いバンドだ。「メルヘンベリー」という特徴的な名前は、ボーカルの菊地拓郎が無類のディズニー好きだったことから“メルヘン”、その甘い声色が思わせる“ベリー”と二つのキーワードを繋ぎあわせたものだという。










メルヘンベリーの楽曲は、“愛”を歌うものが多い。2014年にリリースされた「たどり着いたらいつも雨降り」では、「常磐線」「スカイツリー」と実在の地名を交えながら、〈せつない恋に浸るひと時は いつも救われてる気がするんだ〉〈こんな時代の心の叫び 止まないどしゃ降り心レイン〉と歌う。メロディは飽くまでもポップなのに、バンドの音と菊地の声が憂いを帯びているから、なんだか泣いているようにも聴こえる。2015年にリリースされたセカンドe.p.の表題曲「エリス」は、叶わぬ恋を赤裸々に歌ったロックチューンだ。溢れる想いをまくし立てるかのような歌詞が、一層の切なさを誘う。

メンバーは、「メルヘンベリーには、100%ポジティブな曲はあまりない」と話す。しかし、そこには必ず「幸せになってほしい」というメッセージが込められている。現実はいつだって、上手くいかないことだらけだ。だからこそ、それを正直に歌うことで、彼らの音楽は人々の心に寄り添っているのだと思う。

3ヶ月ごとのシングル・リリースや、3ヶ月連続のスリーマンライヴをはじめ、様々な企画を行っているメルヘンベリー。甘くも苦いその音楽に触れたくなった方は、オフィシャルHPでその活動をチェックしていただきたい。


文・小島沙耶



メルヘンベリー

2007年結成。2012年に活動休止するも、2013年7月に高瀬優の加入により活動再開。2014年に荻原稔が加入し現体制となる。2014年11月5日、1st e.p「WAKEFiELD」を全国リリース。ナタリーやSkream!等一部メディアにも取り上げられ話題となる。2015年2月20日、自身初となるワンマンライブを渋谷ギルティにて開催。100名以上の動員で大成功を収める。2015年7月22日、2nd e.p「エリス」をタワーレコード限定リリース。8月21日より、レコ発ツアーを開始。11月10日、下北沢CLUB Queでreading noteと2マン形式でツアーファイナルを開催。


メルヘンベリー オフィシャルホームページ

http://www.marchenberry.com/



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