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河野圭佑――雄弁さを湛えたヴォーカル

河野圭佑――雄弁さを湛えたヴォーカル

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は全国を旅するシンガーソングライター、河野圭佑さんの登場です。



河野圭佑の歌を初めて聴いた時、彼の歌や声が伝えるものの多さに驚いた。音楽にはコミュニケーションを円滑にし、想いを伝える道具としての側面があると思っている。彼の歌からは特に、その想いが強く伝わってくるのだ。


家族の職業柄、転勤による転校が多かったという河野。小学生の頃、ピアノを習い始めたきっかけは「友達作りのため」だったというから、当時から音楽を通して想いを伝えていたのかもしれない。中学生になると、ギターを始める。ブラック・ミュージックに傾倒し、高校生時代には路上での弾き語りも始めた。高校卒業後は九州ツアーを行うなど精力的に活動を行っていたが、ある時、同郷の音楽仲間から「九州を出て行け(九州で満足するな)」という激励を受け、東京での活動を開始したのだという。

河野は、ネットでの広報活動をあまり盛んに行っていない。まずはライヴに足を運んでもらい、顔を合わせ、生の歌を聴いてもらうことを大事にしているのだ。そんな彼の曲作りは、机を叩きながらリズムを作り、日常の愚痴を歌詞に書き出していくスタイル。夢や希望に満ちた言葉を並べ立てるのではなく、「屁理屈と実体験」に満ちた言葉を素直に紡いでいく。

河野のライヴの様子は、YouTubeで垣間見ることができる。「かもめ」は、男臭いギターと声が耳に残る1曲だ。荒っぽく感じる程に力強い歌声は、カモメが飛び交う大海原を髣髴とさせる。一方、打って変わって優しく深い声で歌われるのは「人間なんて」。河野の愚痴が元になった歌詞が、やわらかなピアノの音に乗る。オーディエンスと共に繰り返し合唱し、あたたかい空間が生み出されていく。曲ごとに変わるその声音は、時に歌詞以上に雄弁だ。






12月の頭には、2日間に渡るワンマンライヴを開催する。初日はグランドピアノ弾き語り、2日目はバンド公演と、 二つの趣向で行われる本公演。きっとそこでも河野の歌は、多くの人の心を震わすことだろう。またmuevoでは彼のアルバム制作キャンペーンを実施中。こちらもぜひチェックしてほしい。

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文・小島沙耶


河野圭佑
1983年10月18日、香川県出身。東京を拠点に全国を旅するピアノとギターの弾き語りシンガーソングライター特徴的なハスキーボイスと、映像が見えてくるような世界観のある歌詞、自分だけに歌っているのかと錯覚してしまうくらい引き込まれるソウルフルなメロディにファンが増殖中。2014年9月、弾き語りミニアルバム『僕の目線』、2014年12月、ライブ収録アルバム『Because』、2015年12月、3曲入りCD『手のなるほうへ』をそれぞれリリースした。

河野圭佑 オフィシャルホームページ

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