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林青空――人間味のあるヴォーカリストを目指して

林青空――人間味のあるヴォーカリストを目指して

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は現役女子大生のシンガーソングライター、林青空さんの登場です。


大阪出身のシンガーソングライター、林青空(ハヤシアオゾラ)。ちょっと変わった名前(本名だという)の彼女は、ごく普通の女子大生だ。可愛らしくも力強い歌声を持つ、という以外は。


幼稚園の頃から歌うことが好きだった林は、高校生の頃に出場したオーディションで、東京の大会に進んだ。それまでは「音楽をしたい」と言えなかったが、その出来事がきっかけで音楽の道に進むことに。「自分で動き出さないと、どうにもならない」。そのときの思いが、今も林の原動力になっている。


冒頭にも書いた通り、林は本当に「普通の女の子」だ。バイトもするし、ツイッターで一言ツイートすることにも怖さがあるという。だからこそ、彼女の歌は人間味にあふれている。昨年末に発売されたシングル「オムライスに勝った」は、恋人が何よりも好きだという食べ物・オムライスと自分を比べる歌だ。一見ばかばかしくすら思える、けれど大真面目なその着眼点は、恋する乙女の思考回路そのものだ。〈でも油断してたら追い抜かれるから ふわとろの愛であなたを包むわ〉と軽快に歌うハイトーンボイスが、パワフルで愛らしい。






生まれて初めて書いたという楽曲「秋風」は、”恋の終わり”を題材にした曲。もう忘れたいと思うような恋の思い出を歌うこの曲には、それでも「忘れたくない、忘れられたくない」という矛盾した気持ちが込められている。メロディ自体は暗くないのに、ゆったりとしたギターの音がどこか物悲しさを感じさせる。ちょうど今頃の季節を思わせる楽曲だ。






一つひとつのライヴをとても大切にする林。今までは弾き語りをメインに活動を行ってきたが、今後はバンドでの活動をメインにすることにしている。より表現の幅を広げ、人間らしさを増した音楽を奏で続けていくであろう林は既に「就職せずにずっと音楽をする」ことを決意している。今やれることを今試すという真っ直ぐな姿勢を、心の底から応援したい。






文・小島沙耶



林青空

大阪出身の現役大学生シンガーソングライター。 2014年2月、前進バンドの解散後にソロでの活動を開始する。同年6月に自主制作で1stシングル「秋風」をリリース。同年秋、関西最大級の音楽コンテスト「eo Music Try 2014」で応募総数705組から46組のノミネートアーティストに選出される。また天王寺ミオ主催の音楽コンテスト「MIO MUSIC 2014」では、一般部門優勝を飾る。2015年12月に2ndシングル「オムライスに買った」をリリース。同月28日には梅田クワトロにてワンマンライブを開催する。2016年、前年に続き「MINAMI WHEEL 2016」に出演。


林青空 オフィシャルホームページ

http://www.music-scene.jp/hayashi-aozora/

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