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Eidy――「攻め」を貫く男女ユニット

Eidy――「攻め」を貫く男女ユニット

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はアコースティックの概念を打ち破る男女ユニット、Eidyの登場です。



「男女2人組のアコースティック・ユニット」と聞いて、あなたはどのような音楽を思い浮かべるだろうか?……今あなたの脳内でどんな音楽が流れたかは分からないが、おそらく、ここで紹介するEidyは、あなたの想像とは大きく異なるアーティストだと思う。


活動9年目を迎える彼らは、図司純子(Vo/Pf/Key)と河嶋晃一(Gt)からなる2ピースバンド。2人それぞれに攻めの姿勢を前面に押し出してくるアーティストだ。『マクロスΔ』第2期のオープニング曲「絶対零度θノヴァティック」の作詞作曲を手掛けるなど、自身の音楽以外に楽曲提供も行っている。





彼らの武器は、アコースティックとは思えぬサウンドの厚みだ。「Cloud9」を聴いて、あまりの迫力に息を呑んだ。初っ端から河嶋の技巧的なギターが炸裂し、激情的なピアノとのユニゾンを織りなす。疾走感溢れる音の中、ときおりうごめくピアノの高音が残像を思わせる。図司のけだるげなヴォーカルがそこに乗るが、とことんまでにエモーショナルな楽曲だ。その勢いは最後まで失速せぬまま、どこまでも聴き手の想像を拡げていく。

もちろん、彼らの曲は不穏なものだけではない。同作に収録された「キミ、タブン、ボク」は、穏やかなイントロから始まる楽曲だ。先程の「Cloud9」とは打って変わって、図司のヴォーカルは程よく甘い。〈会えてよかったよ 嬉しいよ〉という歌詞は、普通の会話ではきっと言えないけれど、音楽に乗ればすっと入ってくる。






さらにもう1曲、同作から「東京に行きたい」を聴いていただきたい。澄んだ声が、東京への憧れを素直に歌い上げる。憧れのようなキラキラとした感情は、アコースティックのやわらかい音とよく合う。同曲のMVでは、鍵盤や弦の上を跳ね回る2人の指の動きも必見である。

ライヴをメインに活動を行っているEidyだが、3月16日に渋谷WWWでライブを行う。型破りな音楽をどんどん生み出していく彼らの、2017年にも要注目だ。

文・小島沙耶


Eidy
図司純子(Vo/Pf/Key)と河嶋晃一(Gt)からなる2ピースバンド。2008年に地元大阪で前身となるバンドを結成。2014年に上京し、都内中心に活動中。図司がピアノと共に透き通る声で歌い上げるピュアな感情。素朴なキャラクターながらギターを持つと変貌する河嶋の超人ぶりが各方面で話題に。確かな演奏力に裏打ちされたポップで型破りなサウンドを基盤に、実力派コンビとして楽曲提供も行う。ロボットアニメの金字塔、マクロスΔ第二期OPテーマ「絶対零度θノヴァティック」作詞・作曲を担当。


http://eidy.net/

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