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タグチハナ――穏やかで、強い「歌」

タグチハナ――穏やかで、強い「歌」

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は2月17日に3rdミニアルバム『Vividness & The Naked』をリリースするアーティスト、タグチハナの登場です。



毎日のようにたくさんの音楽を聴いていると、時々、一度聴いたら忘れられなくなるような声を持つアーティストに出会うことがある。街中でBGMとして流れていても、ふと耳に残って離れないような、どうしても気になって調べてしまいたくなるような。タグチハナは、そんな不思議な声を持つ女性だ。


1996年生まれの、弱冠20歳。弾き語りのスタイルで音楽活動を始めたのが2012年で、今に至るまで、ギター1本と歌とを軸に、様々な形態での活動を行っている。その最大の魅力は、前述の「声」だ。どこか憂いを帯びた澄んだ声は、聴く人の耳と心を捉えて離さない魔力を持っている。






筆者が初めて聴いてハッとしたのは、2015年3月に発売されたミニアルバム『Orb』に収録された「ビア」。〈街は私を無かったことにしてゆく〉と、さみしげな詞から始まるこの曲では、アコースティックな音にタグチの声がよく映える。少し掠れたような儚い声にはちょうど、この季節の突き刺すように澄んだ空気が似合う。





彼女の歌は、曲調によってがらりと雰囲気を変える。タグチ自身、もともとシューゲイザーや民族音楽が好きだといい、ギター1本で様々なジャンルの魅力をうまく表現していくことを得意としているのだ。2015年12月9日にリリースされたファースト・シングルの表題曲「The sound of swells」は、美しいメロディを持つラブソング。〈愛ってとても悲しいというけれど それでもあなたを守るために わたしは両手を広げて 飛べるのよ〉と歌うその声は、穏やかで、なのに強い。あたかも、愛そのもののようだと思う。




「ミタケオアシン」も同様に、穏やかだが凛とした曲。〈誰もあなたを見つけてはくれない/傷ついた背中を さすってはくれない〉と歌う声にはどこか翳があるけれど、確かな強さがある。

下北沢のライヴハウスを中心に活動しているタグチだが、現在はショッピング・モールやお寺といった公共の場所でもライヴを行っている。各地で、その場の空気に合わせた音を奏でていきたいという彼女は、現在も、新たな曲を制作している最中だという。バンドとの対バンも積極的に行っているそうなので、普段はバンドの賑やかな音楽ばかり聴いているという人にも、その歌に触れてほしい。きっと、忘れられない出会いになることだろう。


文・小島沙耶





2017年2月17日Release

3rd mini album『Vividness & The Naked』
■収録曲■
1.All happy endings come
2.やさしいままがいい
3.繋ぎたいだけ
4.行方
5.恋を凌ぐ愛なら
通常盤 ¥1,000
初回限定盤¥1,500

(初回盤は枚数限定、手売り販売のみを予定)


 

2017年2月17日

『Vividness & The Naked』

リリースパーティー決定!!

ワンマンライブ@下北沢CLUB Que




タグチハナ
東京出身、2012年から活動開始。2014年3月、自主制作の1stミニアルバム『夜へ』を発売。初ツアーを行う。2015年3月、2ndミニアルバム『Orb』全国リリース。同年4月、新宿JAMにて初ワンマン開催。ソールドアウトを記録する。同年12月、1stシングル「The sound of swells」全国リリース。2016年3月、渋谷CLUB QUATTROにてワンマン開催。2017年2月17日には待望の3rdミニアルバム『Vividness & The Naked』を発売する。

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