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さいあくななちゃんーー現代美術界の異端児、初の自主音源発表記念インタビュー

さいあくななちゃんーー現代美術界の異端児、初の自主音源発表記念インタビュー

個展ツアーを約1年半ぶりに開催する画家、さいあくななちゃん。そのタイミングに合わせて初の自主音源を発表する彼女にインタビュー。


生きているという一人ぼっちから 

芸術という武器をつかって心の壁をぶち壊した


ピンク色とインスタレーションを基調にした作品で知られ、シブカル祭2015のコンペティションを通過しパルコギャラリーで展示権獲得、2016年にはSony music&NYLON JAPANが開催するJAMオーディションファイナリストになるなど、現代美術界にとび蹴りするかのごとく出現した画家・さいあくななちゃん。ミュージシャンとのコラボも多く、また自らもギターを手に取り表現している彼女が初めての自主音源をリリースする。このインタビューでは、今の心境に迫った。


一人の人にどれだけ救われるかって

ことを伝えたかった


――はじめに自己紹介をお願いします。


さいあくななちゃん、24歳、画家です。


――さいあくななちゃんは画家という職業ですが、並行して音楽活動もやられてますよね。きっかけは何ですか?


高校生の時からコピーバンドやっていたんですけど、その時は画家になろうという気持ちはなかったんです。ただバンドをやるのが好きだから、やっていたという感じで。画家をやろうと決めてからも、音楽に重点を置かなくなってからも、もちろん音楽は好きだし。いっぱいライブも見に行くし。なので、音楽活動をやっているというのは結構自然なことですね。あまりかっちり自分の活動を決めていないんです。画家だからこれをしなくちゃ、とかではなく、面白いことは何でもやりたいこと思っていたらこのスタイルが確立しました。


――ご自身のキャッチコピー「美術界のロックスターになりたい」にはどういった意味が込められていますか?


芸術、特に美術の世界って狭いなと前から思っていて。一定の人間の中ですべてが完結している気がしてるんです。音楽とかライブとかのほうが気軽に入っていけるし、何より人間と人間の交わるスピードが圧倒的に早いし濃い。今まで幾度となく好きなバンドのライブに行ってきましたけどこんなに人生救われるのか……と思う経験ばかりで、何度も心打たれてますね。だから人間と人間が直接ぶつかるような芸術=「美術界のロックスターになりたい」って言い続けてます。特に若い子にももっと気軽に美術に触れて欲しいと思いますね。


――今回初の自主音源を発表ということで、一番こだわった点を教えてください。


今までの曲は私自身のことしか歌ってないんですよ。私の中にある思いをぶつけるというか。でも今回は初めて誰かのために作りました。「らめちゃん」という曲の中に「君」と出てくるんですけど、「君」は個展に来てくれたりいつも応援してくれている方のことを差しています。「自分なんてどうせ……」みたいな気分でも、(ファンの人で)なにかアクションをくれる人が必ず一人いることがさいあくななちゃんになってからあって、人間の感情とか温かさにふれて本当に自然とできましたし、伝えたかったんですよね。どれだけ一人の人に救われるかってことを。私はこんな人間的な人間じゃなかったので、さいあくななちゃんになってなかったら、多分ずーっと一人の曲をかいていたと思うんです。人間ってすごいですね。


――なるほど。


そしてずっと自分の個展で自分が考えた曲を流したいっていうのは何年か前からあって、結構前から「らめちゃん」をCDにしたいなあと思っていたんです。今回はアレンジャーにkanoちゃんっていう専門学校の友達で音楽をやってる子を迎えました。彼女とはずっと会ってなかったんですけど、SNSに彼女が自身の音源をあげていて聴いたら度胆抜かれてしまって。絶対この人にアレンジしてもらいたい、と思って下北沢の中華屋さんでお願いしたら気さくにOKしてくれてものすごい嬉しかったしわくわくしました。「アレンジに自分の力を全部使う」と柔らかく言ってくれた言葉が、今も印象的で。


その言葉どおりの答えが音源で返ってきたので、初めて聴いたときは本当に自然と涙がでましたね。もう公開前から何百回も聴いています。今まで美術であれ音楽であれ、自信作だとか言えなかったんですけど、今回の「らめちゃん」はまぎれもなく自信があるものになりました。


――それでは最後に6月からスタートする個展ツアーに対しての意気込みをお願いします


やりたいことへの軸は以前から変わってないんですけど、もっと広くいろんな方に知って欲しいですね。どうしてもサブカルやアンダーグラウンドの枠組みにこもりがちなんですけど、これからはその壁を壊していきたいです。狭い世界にいるのってつまらないし。あと現代美術界をもっとどうにかしたいですね。今現在あるカルチャーに比べるとあまり取り上げられることもないと思っていて。美術を知らない人、ギャラリーにはいったことない人でも、muevoさんに載せてもらっている絵とか画像が気になったら気軽に来てほしいです。入場無料だし(笑)!


さいあくななちゃんって名前だから怖がられること多いんですけど、意外に結構ちゃんと話すので(笑)。画家として、もっとやってやりたいと思っています! 音源もまたつくりたくて、今まで弾き語りだったのでいつかバンド体制でライブもやってみたくて、枠にとらわれず芸術界でロックンロールをしたいです。





1.らめちゃん 

作詞作曲:さいあくななちゃん

アレンジ、コーラス:kano

2.私の絵がロックンロールになったら 

作詞作曲:さいあくななちゃん

アレンジ、コーラス:kano

3:キャンバス100号(inst)  

作曲:kano

3曲入り700円



さいあくななちゃん個展ツアー2017決定!

約一年半ぶりの個展ツアーが大阪、東京で開催! 入場無料!




個展ツアー詳細

大阪編 

2017年6月2日~4日 

ギガンティアルーム

〒542-0086 大阪府大阪市中央区心斎橋1-6-26 2F

東京編

2017年6月15日~19日 

原宿デザインフェスタギャラリーWEST1-A

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-18


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