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イロムク――等身大のラブソングを綴るバンド

イロムク――等身大のラブソングを綴るバンド

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はポップバンド、イロムクの登場です。



世界中のどこの国でも、ポップ・ミュージックの題材として最も多く用いられてきたものはおそらく「恋愛」だろう。日本も例外ではなく、インディーズからメジャーまで、ラブソングの名曲は枚挙に暇がない。本日紹介するイロムクというバンドも、多くのラブソングを世に放ち続けているバンドである。


下北沢を中心に活動する彼ら。どこにでもいる男女のありふれた日常を描いたその歌詞は、見ず知らずの二人の歌であるはずなのに、どこか自分の経験と重ね合わせてドキリとさせられる瞬間がある。





たとえば「ネイル」。つぶやくような歌と感傷的なバンドサウンドが印象的なこの曲は、少しずつすれ違っていくカップルの様子を歌う。前半の歌詞はただ、男女の会話を拾っただけのものなのに、メロディゆえかどこか切なく響く。〈愛してよ 愛してよ〉という歌詞が耳に残る。「ネイル」の続編として作成された「ままごと」では、〈二人で痛いから 一人で居させてよ〉という歌詞が凄くリアルだ。等身大の女性の不安、それに等身大の男性の憂鬱が描かれたこれらの歌はきっと、男性が聴くときと女性が聴くときとで、それぞれ違う感想を抱くんじゃないだろうか。






あるいは「三枚目」。ファルセットでなんとなく始まったヴォーカルの歌は、〈泣いている〉という詞とともにパッと色付く。友人や同僚、家族に「その男はやめておけ」と言われて〈うるせぇな〉と返した経験がある、という女性はきっと少なくないだろう。ある種の人には、残酷なくらいに響いてしまう歌詞だと思う。





どんなに幸せな恋だって、ほんの少し掛け違えればどちらかが涙を流すことになる。そんな様子を歌い続けるイロムクの曲は、恋をしているすべての人が聴くべき音楽なのかもしれない。

文・小島沙耶


イロムク
藤沼 健(Vo, Gt)、 辻 秀和(Gt)、桂野敬章(Ba, Cho)、河野智央(Dr)。2013年5月、イロムク結成。2013年、初の自主企画”25時25祭”を下北沢ERAにて開催。2014年、イロムク初のデモ「恋煩いe.p」をライブ会場、iTunes限定発売。その後、RO69JACK 2014にて入賞。同年10月、イロムク2枚目「ネイルe.p」をライブハウス限定で発売。2015年8月、イロムク初の流通盤1stミニアルバム『アパートメント』をタワーレコード渋谷、新宿、梅田NU茶屋町店にて限定発売。その後、東名阪ツアー開催。2016年6月9日に下北沢MOSAiCにて、ワンマンライブ「大人の本気の悪ふざけ」を開催。2016年9月タワーレコード限定で9月21日にワンコインシングル発売「四枚目はどうなるの」を発売。2016年12月、2ndミニアルバム『チラシみたいな』をリリースした。

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