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The 3 minutes ーー トリプルA面シングル「Shiny Days / 妄想ヤンデレーション / ハルノウタ」リリースインタビュー

The 3 minutes ーー トリプルA面シングル「Shiny Days / 妄想ヤンデレーション / ハルノウタ」リリースインタビュー

シンセポップロックの名の下に、一筋縄ではいかない音楽を奏でる5人組、The 3 minutes(スリーミニッツ)。「意外に真面目」な、彼らのビジョンに迫る。



これが新しい自分らとして、いろんな人に良いなって思ってもらえるかなと思って


ーーmuevo初登場ということで自己紹介お願いします!

やまのうえのりょうくん(Vo/以下、りょうくん) 名古屋を中心に活動している5人組シンセポップロックバンド、The 3 minutesです! 僕らは今、ライブ活動をメインに活動していて、だからこそライブパフォーマンスを特に意識しています。お客さんがお金を払って、時間を割いて来て下さるからには、自分たちの音楽で元気付けたりとか、頼られる音楽を届けたいなと。ライブハウスという、日常からかけ離れた非現実的な場所だからこそ、みんなで一緒に手を叩いたりとか、声を出したりとか、そういうことができると思っていますし。僕らが一番意識しているのは、僕らを知らない人でも、壁を感じずに誰でも楽しめるようなライブっていうのを一番に意識して、活動してますね。

ーー結構ライブの本数も多いですよね?

りょうくん そうなんですよ。今はもういっぱいライブをさせていただいて、経験も積み重ねてやっていこう、と。

ーー結成3年ということで、ここまでの活動と成果がスピーディだなと感じました。結成の経緯はどんな感じですか?

けんた(Gt) 高校時代にコピーバンドから入ってやってて、その中でオリジナル曲をやりたいねって話になって。そしたら作曲ができるクラスメイトがいる、みたいなことをりょうくんから聞きまして。
りょうくん そのクラスメイトがキーボードのひろ坊で。
ひろ坊(Key) はい。

ーーどんなバンドをコピーされてたんですか?

けんた その当時は、ONE OK ROCKさんやUVERworldさんですね。

ーー皆さん影響を受けたバンドはどんな感じですか?

けんた 僕はUVERworldさんです。
わたべ(Ba) 僕はバンドが好きだからとかよりも、ただ単に友達に誘われたからですね。僕、そもそも友達少ないんですけど、バンドって組んだらメンバーの結束が深まるじゃないですか。そこに入れなかったらのけ者になっちゃうんで、入れてーみたいな(笑)。最初はベースとギターの違いもわからなくて、始めたらベースだった、みたいな(笑)。

ーーじゃあみんなが野球やってたら、野球でも良かったみたいな(笑)?

わたべ そうですね…いや、球技はあんまり得意じゃないからわかんないですけど(笑)。

ーー他の皆さんはどうでしょう?

りょうくん 僕も結構似たところがあって、バンドがどうとかよりも、芸能人とかアイドルとかも好きで。そういう意味では音楽を聴いてきましたけど、いわゆる雑食みたいな。広く聴いてきた感じですね。アニソンやJ-POPも聴きますし。
なおき(Dr) 僕、さんぷん(スリーミニッツの通称)とはジャンルがかけ離れるんですけど、メタルとか、シャウトばっかしてるようなバンドが好きなんです。歌とか何言ってるか全然わかんないんですけど、とにかくドラムがやばいんすよ。めちゃめちゃむずくてかっこいいんすよ。だから、それ聴いてきたから、ドラムの道に進みたくなったっていう。
ひろ坊 僕はMr.Childrenさんとか、コブクロさんとか、いきものがかりさんとか、それこそポップ寄りなとこを聴いてて。一番の原点はそこですね。

ーー皆さんそれぞれ好きなものが違うということですけど、だからこそそれが曲作りに良い影響を与えていたりとかしますか?

りょうくん そうですね。曲はキーボードのひろ坊が作るんですけど、皆好きなジャンルがバラバラなので、一つのジャンルに偏ることはないのかなと。いろんな角度から見ることができている気はしますね。

ーーなるほど。ということは「自分たちのジャンルはこれだ!」みたいなものは絞らずに曲を作っている感じですか?

ひろ坊 そうですね。ただ、逆に作れないジャンルの曲はありますよね。メタルみたいな曲は僕には作れないよなあって(笑)。だけど、やっぱり軸としては「メロディーをキャッチー」に、どうしてもなってしまうっていうのはありますね。

ーーお客さんも覚えやすいですしね。

ひろ坊 元々、僕はエレクトーンをやってたんですよ。エレクトーンっていう楽器は、右手でメロディー、左手でコードで、足でベースを弾くっていう楽器で。それでメロディーを弾く手癖が付いたんですよね。

ーー基本的にはひろ坊さんが曲を作ってきて、皆さんでアレンジしていくという形なんですか?

ひろ坊 そうですね。基本は僕が作ってきて、あとは皆に投げています。

ーーなるほど。そして作詞はりょうくんが?

りょうくん はい。そうですね。

ーーそれでは曲作りの話になったので、早速7/19発売のトリプルA面シングルのお話をお伺いしたいんですけど、まず、このトリプルA面という形になった経緯というのはどんなものだったんですか?

りょうくん ちょうど3曲とも全然テイストの違う曲がデモとしてあって、全部音源化したいなってのがあったんです。この3曲を一枚のCDにするんだったら、全てA面にしてもいいくらい1曲1曲に僕らの個性が詰まってるなと。あと、「3曲」っていうのも「スリーミニッツ」ってバンド名だからこそ繋がりがあっていいなってのもあったので、トリプルA面で行こうってなりましたね。

ーー3曲それぞれの曲のコンセプトは?

りょうくん 1曲目に関しては、僕がボーカリストとして曲げれない部分があったんですけど、この『Shiny Days』って曲が僕らのバンドとしては新しい感じだと思っていて。今までやってこなかったテイストの曲ってこともあって、メンバーとしては「いやーこれどうなの?」みたいな意見はありました。「本当にこれ音源化するんか?」って制作当初は思ったりしてて。
やっぱり自分らの中で、こういう音楽が生まれてきましたし、こういう感性を大切にして、これが新しい自分らとして、いろんな人に良いなって思ってもらえるかなと思って。
歌詞も今までの自分が書いてきた歌詞とも違って。わかりやすいくらいストレートに書いたつもりで、「ライブでは間違いがない」、「ここでは何してもあなたの自由だ」って、「好きなように楽しもう、あなたの居場所はここだ!」ってなことを歌っているんですけど、割とちょっと恥ずかしい部分があるくらい、自分の中では新しい部分が書けたかなと思って。でも、そのくらい、生で聴いてすぐに飲み込めるくらいじゃないとこの曲はいけないとも思ってたんで、この歌詞で行こう、と。

ーーなるほど。

りょうくん あと僕らの曲ってカタカナを用いたタイトルが多いんです。英語だけのタイトルだと、SNSでバンドについてエゴサーチするときに、外人さんの英語の普通のツイートが引っかかっちゃうんですよ。だから、検索された時に一発で引っかかるように、カタカナの造語をタイトルにするようにしているんです。だけど、今回のこの1曲目は「今までの僕らとは違うんだよ」って意味を込めて、敢えて今までと逆のことをしてみたいと思って「Shiny Days」というタイトルにしました。
さらに、今回MVがあるのが2、3曲目なんですよ。普通、MVがある曲がどうしても押し出されていくと思うんですけど、そうするとこの1曲目の良さが死んでしまうと思ったから、だから絶対この曲順にしたかったんですよね。
けんた この曲は僕がBメロを歌うってこともやってて。今までそういうことはやってこなかったんですけど、これからはそういう方向性のものもやりたいってのがあって。
りょうくん ギターのけんたは、結構歌えるんですよ。なんですが、ツインボーカルっていう曲が今まで1曲も無くて。この曲が初めてなんですよね。だからこそ、何でもかんでも詰め込んでやったろうって。今でも、この音源聴いたら僕としてはエネルギーに溢れてると思ってます。

ーーまさにエネルギッシュな曲ですよね。先にMVで2、3曲目を聴いていたので、1曲目を初めて聴いた時に「全然違う!」ってちょっとびっくりしちゃいました。

りょうくん そうなんです。最初にMVの曲見てからCD買うと、曲は知ってるから期待度は下がるんですよね。だから、買ってくれた方がCD再生した時に「えっ!?」ってなるように、この曲はどうしても1曲目にしたかったんです。

ーーそれにしてもエゴサのために曲名をつけるってすごく現代的だなあって思いました。

りょうくん 良くも悪くも、現代でバンドの活動を知ってもらうのってSNSがメインの場だと思ってるんですよね。その場でどれだけ目立てるかってのがバンドとしても一つ勝負なのかなってのもあって、曲名や告知もすごく意識してやってますね。SNSにうるさいバンドなんで(笑)。

ーー先ほど1曲目が新しい挑戦といってましたが、エゴサする上でファンの方からの批判の声は気にされます?

りょうくん それは覚悟の上ですね。僕らとしては、自分らのことしか出せないし、自分らのことは出せてるんで。僕らの音楽を好きだったり気になったりしてくれてる人には何かしらひっかかるところがあると思ってるんで。そういう意見を見ても、糧にはなってますね。

ーーでは2、3曲目もお伺いしてもいいですか?

ひろ坊 2曲目もすごくこだわってます。イントロがレトロちっくなんですけど、そういうのが好きなんです。そこからテンポ感を上げるために終わったところからバンドインで一気に加速する。で、Aメロでコードが1個ずつ下がってくっていう。メロディも下がってくんで、すごく聴きやすい感じになってるかと。で、ダークネスな感じで。2番終わった後にまたレトロちっくな感じにすることで、世界観を同じにして。って感じで作りました。




ーー3曲目もまた全然違うテイストですよね。爽やかというか。

ひろ坊 3曲目は譜面書いてから作ったんです。メロディーも譜割書いて規則性出して、リフレインさせることによって、綺麗に聴こえるように作ったっていう。なので、基本的に「間違ってるところがない」っていう曲ですね。誰が聴いても3曲目が一番良いと言う、広い範囲でウケる曲な感じがします。1、2曲目は好き嫌い分かれると思うんですけど、3曲目にこの曲があることで、他の2曲が例えダメだったとしても「あ、聴ける曲だな」ってなるように作りました。





ーー完成した作品を通して聴いた時はいかがでしたか?

りょうくん これだけ違う曲を入れてくるシングルって、今まであんま聞いたことがなくて。自分で「これ全部一緒のバンドなの!?」って(笑)。だから、いろんな方に聴いてもらえるシングルになってるなあって思いましたね。東京でマスタリングをして、深夜の高速で聴きながら帰ったんですけど、3曲を延々リピートしてても全然飽きなくて。ここ大事というか。好きなアーティストの曲ってずっと聴いてられるっていうのがあるんで、そういう意味では同じなんで、あ、いいのできたな~と思いました。
わたべ 僕がバンドに加入してから、全曲レコーディングした曲がCDになるのは今回が初めてのCDで、1曲目から2曲目に行く曲間まで練ったんです。「間も曲だよ」っていうのを、一つの作品としてね、聴いてもらいたいですよね。
りょうくん そういうのも意識したよね。

ーー最後に読者の皆様にメッセージお願いします!

りょうくん 今回、ドラムのなおきが加入して初めてのCDなんです。僕らとしては、なおきが入ってくれたおかげでていう気持ちもあるし、まさしく新しい気持ちでツアーに臨んでいきたいなと。
けんた いろんなジャンルをまとめてきてるんで、どれか一曲でも引っかかって、聴いてもらえたらいいですね。
わたべ いやあもうベースだけ聴いてくださいってことで、宜しくお願いします(笑)!
ひろ坊 いやキーボードだけ聴いて欲しいっすね(笑)。
なおき わたべくんもさっき言っていたんですけど、曲間とかもこだわったので、是非作品として聴いてもらいたいです。MV見たから1曲目だけ聴こうとかじゃなくて、この作品として聴いて欲しいです。
りょうくん この3曲通して、ライブとかSNSの言動とか通して、すごく真面目なメンバーなんですよ。バンドをやってる身としては、居心地が悪くなったりもするような、根暗な面もあったりするんですけど、僕らはそれを隠す気もなくて。でもそういう人間でも、こういうかっこいい音楽を作っていくバンドがあってもいいんじゃないかっていうのを、僕らが身をもって証明するので、自信をもって僕らのことを応援していただいて、このCDを聴いてもらえたらなって思います!


インタビュー・文 徳田菜摘(muevo)

The 3 minutes
やまのうえのりょうくん(Vo)、けんた(Gt)、ひろ坊 (Key)、わたべ (Ba)、なおき(Dr)。2014年、バンド結成。翌年、1stデモ「No escape E.P.」を数量限定リリース。「未確認フェスティバル2015」第3次ライブ審査に出演。1stミニアルバム『コペルニクス的転回』を発表する。2016年、NHK音楽番組『Uta-Tube』new-tube年間総合グランプリ獲得。初のワンマンライブを開催。1stシングル「ナントカセンセーション」をリリース。ロッキング・オン主催「RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL」入賞。2ndミニアルバム『未完成パズル』を発表した。この夏にはトリプルA面シングルとなる2ndシングルをリリースした。また、8月27日には新栄HeartLandにてワンマンライブ開催が決まっている。

オフィシャルホームページ

http://www.the3minutes.com/

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