小川エリは大阪弁の歌詞を操る浪速系シンガーソングライターである。学生時代にバンド活動に目覚め、その後アコースティックユニットで、数多くのステージ経験を積む。ギターやピアノを自由に使いこなす弾き語りスタイルと個性ある涙声で注目を集め、これまでリリースしたCDは完売したものも多数。カウントダウンTVオーディションでもネット審査に勝ち上がり、赤坂SACASの舞台に立った実績がある。近年、女性シンガーソングライターの活動が目ざましいが、彼女の強みはなんだろうか。


●【LivePV】小川エリ「大阪の女やさかい」@sudio210



自身の故郷である関西でのライブ映像。関西出身の強みを活かし、歌詞に惜しみなく大阪弁を混ぜている。彼女の名刺代わりの楽曲と言えるだろう。手元よりも客席を真っ直ぐ見つめ、笑顔で歌う彼女の姿は聴き手を自然と温かい気持ちにさせてくれる。サックスのサウンドも相まってか、歌謡曲のような、良い意味でレトロな雰囲気のナンバーである。楽しさと懐かしさを感じられる、とても個性的な楽曲だ。


●東京 -浴衣ver-


こちらは彼女の代表曲である切ないバラード。先程のバンド編成とは打って変わり、ピアノの弾き語りによるシンプルな演奏だ。シンプルな分歌声に集中できるため、彼女の高い歌唱力が感じられる。また、声色が先程の楽しげな雰囲気からは一転し、透明感に溢れていることに驚いた。バラードを歌うシンガーは数多いるが、彼女の歌声は心の底から哀愁が込められているようだ。切なさをひしひしと感じた。″涙声″と称されていることがこの楽曲で納得できた。確かな歌唱力、演奏技術、作曲センスを持ち合わせている小川エリ。今後、更に注文が高まることは間違いないだろう。


そんな彼女は今夏にCDをリリースし、東名阪ライブを実施中だ。残すは、


東京 8月26日(土)赤坂グラフィティ

大阪 9月3日(日) Soap opera classics -umeda- 


是非彼女の生歌に触れて、懐かしさ、楽しさ、切なさを感じて欲しい。


【New Release】


2017.08.19 Release

「短夜に想いを馳せて」4曲入ミニアルバム

1. 短夜 みじかよ

2. 線香花火

3. 金魚ちゃん

4. 恋し、人恋し

1500円(税込)




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