高橋友里は長野県出身のシンガー。プロアーティスト養成プロジェクトであるMESELLBA PROJECTのオーディションをきっかけに、1年間東京と長野を通いレッスンに励み、2014年に上京。オリジナルとカバーを掛け合わせてライブ活動をしていたが、現在では作詞作曲に挑戦しながらもオリジナル曲を増やし、シンガーソングライターとしても活動を広めている。


また、路上ライブやSHOWROOMでの配信、ツイッターでカバー動画をアップするなど、アーティストとして飛躍するためにさまざまな活動を行っている。 そんな高橋友里は現在に至るまですでに3度ワンマンライブを開催しており、昨年12月に行われた3rdワンマンライブ「高橋の乱 ~ 200斬り~」を見事ソールドアウトさせた。 自分の音楽で爪痕を残したいと野心を燃やし、より高みへ目指す高橋友里とはいったいどんなアーティストなのか。3曲を通して伝えたい。


●『声』@江坂パインファーム 



届かない叫びと、届けたい歌を切なく歌い上げる『声』は高橋の作詞曲だ。 洗練された歌声は、彼女の絶え間なく積み重ねたトレーニングの賜物であり、彼女の武器だ。ロウトーンを主軸に、どの音域も的確に音を出す伸びやかな歌声が特徴的。 

「もう会えない。戻れない。」とそっと涙を流して悲しむように歌う瞬間が、とてもいとおしい。後半にかけて未来を示唆するように力強く歌い上げていく展開には希望が満ちていて、この動画ではバンドアンサンブルを非常に活かしたポイントとなっている。


●Sky 



先述の「声」とは逆に、アップチューンな爽快ソング。ハスキーさを含む艶やかな声は「声」のような音楽にぴったりなのだと思いきや、こういったポップミュージックにも見事マッチングしている。ファルセットを織り交ぜながら、このままどこまでも飛んでゆけそうなくらい軽やかに、鮮やかに突き進んでいくポップなサウンドと、丁寧に歌い上げる高橋のボーカル。甘さを含ませながら、壮大な青空を目がけて広がっていくアウトロへの展開は爽快で気持ちが良い仕上がりだ。未来に向かって、夏空の下を駆け出したくなるような衝動を兼ね備えている。


●【美女と野獣が歌う!?】美女と野獣 鳥と馬が歌うシリーズ

 


高橋も所属するミセルバのメンバーである音楽ユニット・三歓四音とのコラボレーションであるこの曲は、昨年大ヒットした美女と野獣の主題歌だ。高音パートも完璧に歌いあげるところに高橋友里の確かな歌唱力を感じざるを得ない。

気品のある女の声。

まさに高橋の長所を最大限に活かしたパフォーマンスだ。 

まるで松田聖子のような、艶やかで女性らしさを貫く歌声を見せる彼女は、地上波テレビなどの音楽番組に出演する歌手たちに匹敵するほどのスター性を持っているのではないだろうか。 

こういったミュージカルソングや男女の掛け合いも完璧に仕上げてくるところにも今後の彼女の可能性に確信が持てる。 


幾度の重ねてきたワンマンライブで、身に着けた実力を発揮し、着実と動員数を増やしてきた高橋友里。

今年の冬にはさらなる大規模ワンマンに挑戦するという。

現状に満足せず、次のステージを常に見据える高橋友里。

男性のみならず女性を虜にするであろう強い彼女の歌声はこれからも全国に向けて発信されていくだろう。

さらなる高みへ挑む今冬のステージにも期待が高まる一方だ。


【Twitter】@yurigxxxg