松葉祐矢 (Vo./Gt.)、福永悠斗 (Ba./Cho.)、瀬川黎 (Key.)、安田育武 (Gt.)の4人で構成される4人組ピアノポップロックバンド「チャーリームード」。

2016年11月に結成され、都内を中心に活動。各所のライブハウスにて配信ライブにも積極的に参加をしている。
昨年にはオーディションを通過し「サイサイフェス2019」に出演を果たし、今年もDISK GARAGE主催「MUSIC MONSTERS 2020-winter-」への出演を果たした、今まさに勢いに乗っている注目バンドだ。

甘酸っぱさや、心が躍るような躍動感。ピアノポップの良いところを詰め合わせたような彼らの音楽について、紹介していく。




「O2」  




2nd Mini Album「Chat」よりKey.瀬川が作詞作曲を務める疾走感溢れるナンバー。
テレビ朝日系列局、KFB福島放送 情報番組「ヨジデス」のエンディングテーマソングにも起用された、チャーリームードが贈る応援ソングだ。
なんといっても爽快な疾走感が気持ちの良いナンバーだが、その実、非常に音楽的に作り込まれている楽曲でもあり、何度聴いても飽きがこない。
イントロやアウトロではメインを飾るピアノとストリングスサウンドであるが、ボーカルインとともにしっかりとオブリガートの役目を果たす。

楽曲としても、バンドとしても、絶妙な抜き差しを実現している。



「50:50」

 



こちらも2nd Mini Album「Chat」より、Key.瀬川が作詞作曲を務めるシンガロングナンバー。
恋のアプローチストーリーで、ウィットに富んだMVとともに楽しい仕上がりとなっている。
鍵盤がフィーチャーされる瞬間が多く、まさにピアノポップ!という印象の楽曲となっており、筆者個人としても大変好きなジャンルの楽曲だ。特に間奏部分の鍵盤8分音符のフレーズは、王道であり、象徴的であり、そして印象的である。
しかし、ピアノだけが主役ではない。ジャキジャキと枯れたギターのサウンドは、なんともブリティッシュな匂いがして気持ちがいい。
バランス良く配置されたオードブル。その中心にしっかりとメインである歌を据えて提供する。そんな素晴らしい仕上がりとなっている。

ライブで盛り上がること必須のナンバーだ。



「Trip of Love」

 



同じく2nd Mini Album「Chat」に収録されている楽曲だが、作詞作曲を担当するのはVo.松葉だ。
印象的であり、オリジナリティに富んだギターリフから始まる本楽曲は、アップテンポな4つ打ちで構成されており、初めて聴く人にとっても非常に入りやすい。
夏のイメージと、「邦ロック+ポップ」を構想段階で意識していたというが、まさにその両者の良いとこどりをしたような楽曲に仕上がっている。

作曲者の違いが色濃く反映され、同じバンドの全く違った魅力を引き出す。これこそバンドの強みなのかもしれない。




新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、未曾有の事態を迎えた2020年の音楽業界。その中でもチャーリームードとしては、非常にポジティブに毎日を捉えているという。決して悲観せず、自分たちを磨く期間に充てたという。来年春ごろまでは制作期間に入り、さらにパワーアップした自分たちを見せたいと語った。

その言葉に期待をして、さらにポップでキャッチーなチャーリームードの音楽を楽しみに待っていたい。


ライブハウスで活動が少なくなったとしても、彼らの音楽は人々の心を動かし続ける。それは奇しくも彼らが選んだピアノポップというジャンルによるところも大きいが、YouTubeなどを通して部屋で聴く、いわゆるインドアミュージック派にも刺さる音楽を奏でているからだ。

4人が織りなすアンサンブルは、とどまること知らずに成長していくに違いない。



チャーリームード インフォメーション


[Official Web Site]

https://charliemoodofficial.wixsite.com/charliemood-official


[YouTube]

https://www.youtube.com/channel/UCDQYjnjJSdtKIRSBpuWx2dg


[Twitter]

https://mobile.twitter.com/charlie_mood


[Instagram]

https://www.instagram.com/charliemood_band/?hl=ja