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河内REDS――むき出しの「カッコよさ」

河内REDS――むき出しの「カッコよさ」

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は過激でポップなロックバンド、河内REDSの登場です。



〈ワシをデイサービスに連れていかんとって!〉。河内REDSの「シルバーハート」を初めて再生した人は、いきなり耳に飛び込んでくる歌詞に仰天するだろう。ロックバンドと「デイサービス」という単語は、あまりにもミスマッチだ。しかし、ひたすらに“かっこ悪い”歌詞が並ぶ「シルバーハート」は不思議なことに、それでもしっかりと“かっこいい”ロックとして成立している。





河内REDSは「河内ロックの宣教師」を自認するロックバンドだ。数回のメンバーチェンジを経て、2014年の春より本格的な活動を開始。元々は「河内共産党」というバンド名にしようと思っていた、というほど政治的なバンドだった。現在も、基本的な姿勢は変わらない。誰もが思っている“ちょっと不謹慎なこと”に焦点を当てるスタンスゆえ、ラジオで曲を流す際に自主規制が掛かったこともあるという。

アングラで危険な香りの漂う河内REDSだが、楽曲は案外ポップ。冒頭で紹介した「シルバーハート」は、歪んだギターが意外なほどにかっこいい。途中でリズムが変わった後の〈長生きしなはれや〉というフレーズは、無性に耳に残る。〈YO YO 要介護〉も、技ありだ。





もう一つ、彼らが曲を作る際に大切にしているのが「共感」。それがよく表れているのが「男はみんなちょっとだけホモ」だ。目を引くタイトルだが、曲をよく聴くと、〈友情なんてものは存在しないのさ 2人が思うソレは溢れんばかりの愛情なのさ〉という歌詞にちょっと考えさせられる。MVに映った路上ライヴを観ている人たちの楽しそうな笑顔は、単に面白がっている顔ではない。共感し、曲に心を揺さぶられているからこその表情だと思う。

河内REDSは、毎月なんば高島屋の前で路上ライヴを行っている。過激でポップな彼らの音楽に興味を持った方は、ぜひ足を運んでみてほしい(ただし、1曲で中止になることもあるので要注意だ!)。また2017年1月には初ワンマンライブも決定。これからの動きに注目していきたい。

文・小島沙耶



河内REDS
2014年の春より本格的な活動を開始。タダミ(ローディ&歌姫)、サクラマサチカ(ギタリスト)、せた(ドラムニスト)、ナカザワリョウジ(ベーシスト)。2017年1月19日(木)に大阪・心斎橋パンゲアにてワンマンライブ「ひとりでヤロウゼ!!」が開催される。詳しくはホームページにて。

河内REDS オフィシャルホームページ

http://kawachireds.jimdo.com/

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