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ゆるふわリムーブ――切り裂くような鋭さとポップさ

ゆるふわリムーブ――切り裂くような鋭さとポップさ

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は広島を拠点に活動を続けるロックバンド、ゆるふわリムーブの登場です。


写真左から、本田智志(Ba)、網谷直樹(Gt, Vo)、久保真也(Gt)、高宮蘭真(Dr)



広島県出身、4ピースバンド・ゆるふわリムーブ。どこか人を食ったような不思議な名前を持つ彼らはしかし、名前からは想像できないような音楽を奏で、透明感のあるその楽曲で数々の人の心を掴んできた。





6月21日に自身初となる全国流通盤『芽生(めばえ)』のリリースを控えている彼ら。まずは、その中からリード曲「スカーレット」を聴いていただきたい。ゆったりとしたイントロが描くのは、曲名が彷彿とさせる真っ赤な夕空だろうか。ロマンティックな雰囲気漂うサウンドに乗せて、やさしい声がゆっくりと愛を歌う。〈君を想えば思う程にね この胸が痛む心を壊して〉〈全てなかったように僕を 目一杯に抱きしめて〉というその歌詞は、痛いくらいにまっすぐで切ない。旋律があまり派手でない分、バンドの音がすごく耳に残る。大サビのバスドラは鼓動を思わせるし、ギターのコードはどこか涙の落ちる様子を思い浮かばせる。風景や心情を、巧みに切り取った楽曲だと思う。






彼らの楽曲は聴いた人の心に、様々な残像を残していく。2017年3月にリリースされた「夢の記憶」は、彼らの地元・広島を拠点とするもみじ銀行のCMタイアップ曲にも用いられた曲だ。そのサウンドは決して"ゆるふわ"ではないものの、音と音とのぶつかり合いがどこか幻想的な雰囲気を生み出している。その一方、シャープな印象が前面に出ているのは、2016年10月にリリースされた「モノローグ」だ。〈何度だって叫ぶんだ〉〈何度だって転ぶんだ〉〈何度だって変わるんだ〉と歌うサビは、切り裂くような鋭さとポップさとを兼ね備えている。歌の後ろで走り回るギターが疾走感を増す、心地の良い曲だ。

リリースに合わせて、各地をツアーで回っている彼ら。その時その時で、きっと様々な情景を描き出していくことだろう。まっすぐで、鋭くて、それでいて優しい彼らの音楽に、触れてみていただきたい。

文・小島沙耶




『芽生』
ゆるふわリムーブ
EGGS 6月21日発売

ゆるふわリムーブ「芽生」release tour  君と空の下で

7月3日(月) 大阪 JANUS(イベント)
7月27日(木) 東京 O-Crest(イベント)
7月30日(日) 広島4.14 ※ワンマンライブ

ゆるふわリムーブ
広島を拠点に勢力的に活動中のフォーピースギターロックバンド。2015年8月度のMUSH A&R MONTHLY ARTISTに選出され、同年12月にはスペースシャワー主催オーディションDay Dream Believerにて全国3569組より最終選考4組に残る。2016年1月にはタワーレコードFIRE STARTERレーベルよりワンコインシングル『透明な藍のようにe.p.』をリリースするも、発売より9日で完売。以降一年間にタワーレコードEggsレーベルより3枚のシングルをリリース。2017年3月には、広島で開催された新たなサーキットイベント:HIROSHIMA MUSIC STADIUM-ハルバン’17-にて1日目トリを飾った。その楽曲の良さと、胸に刺さり時に包み込むような網谷(Vo)の声を武器に、広島から全国へ挑戦し続ける。

オフィシャルホームページ

http://yuruhuwawawa.wixsite.com/yuruhuwaremove

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