大分県大分市を拠点に活動するご当地アイドルグループ、SPATIO(スパティオ)。 

「SPATIO」とは時空間を意味する言葉で、「時空を超えて愛されるアイドルでありたい」という願いが込められている。加えて、SPATIOを後ろから読んだら「OITA(大分)」になり、前から読んだら大分県が全国に誇る武器である「SPA(温泉)」が入っているという、ダブル・トリプルミーニングともいえるネーミングとなっている。

メンバーは“なぁちゃん”こと「松本奈々(まつもとなな)」、“ひなぴ”こと「岡崎日菜(おかざきひな)」、“かれん”こと「白石花恋(しらいしかれん)」という3名に、2019年10月より“い~たん”こと「中村唯優(なかむらいゆ)」、“う~たん”こと「姫野羽美(ひめのうみ)」という2名が加わった5名編成。

2011年に結成されると、翌2012年にはCDデビュー。その後もリリースやイベントへの参加など積極的に活動中だ。特にイベントへの参加数は極めて多く、大分にとどまらず、九州全県、中国、四国、大阪、名古屋、東京など全国に遠征し、パフォーマンスを行っている。

現在は13期生を募集中。この2020年、ますます大きな存在になることが期待されているアイドルグループだ。




・12/30 INSA SPATIO すれ違いスクールデイズ 




「SPATIOの昭和アイドル歌謡路線を代表する楽曲」というこの楽曲は、グループサウンズを彷彿とさせるような趣のある懐かしいエレキサウンドと、それに呼応するような60年代調の振りを取り入れたダンスで、聴く者・見る者を一気に昭和にワープさせる。「顔面偏差値の高い超絶美少女たち」と評されることもあるSPATIOがこうしたレトロなサウンドで歌い踊るというそのアンバランスな雰囲気が面白い。 

当時に青春時代を過ごしていたという人が楽しめるのは勿論のこと、当時のサウンドを知らない人にとっても、逆に新しいサウンドとして楽しむことが出来るだろう。特にギターサウンドやベースラインは秀逸だ。




・SPATIO チャンバラバンバ  歌詞付き 【4K】 




「アニメ作品を思わせる設定とストーリー性のある楽曲」、「和風テイストの曲調と扇子を使った日本舞踊風の振りが特徴になります」というその言葉通り、冒頭のサウンドからして和の雰囲気が強く、特有の疾走感がアニメのオープニングなどに使われていそうな気配を醸し出す、ノリの良い1曲だ。 

そんなノリの良さはサビでさらに爆発。≪チャンチャンチャチャン/チャンチャンチャ/チャンバララ≫≪せいやっ≫という誰でも口ずさめる歌詞と分かりやすいメロディーに一気に持っていかれるだろう。全体のストーリー性や歌詞の世界観、そしてノリの良さや分かりやすさなどが相まって、海外でも人気になりそうだと思わされる楽曲。




・SPATIO スカイウォーカー 応援MIX字幕 




「SPATIOを代表する沸きソング。ライブのラストに必ずやる曲で、会場と一体になって沸ける、最強最高のロックナンバー」だというこの楽曲では、まさしくファンと一体になって会場を沸かしていることが確認できる。迫力があって疾走感もあるバンドサウンドに乗せて力強い歌唱を聴かせ、そこに全体を煽るようなダンスが入る。会場を盛り上げるだけの要素がたっぷり入っており、ステージが沸くのも納得の1曲だ。 

そんな盛り上げ力が魅力な1曲だが、単純に楽曲のメロディーも美しい。特にサビのメロディーはチャートを沸かすポップソングと比較しても遜色ない仕上がりだといえるだろう。盛り上がるのももちろんありだし、音楽として聴き込むのもありだ。



今後は「地元大分を中心に、地方から全国的に活動を広げていきたいです」という彼女たち。 

ルックスに楽曲にパフォーマンスに、全国の舞台で戦えるだけの武器は十分持っている。今後、ますますいろいろな舞台でその姿を見ることになる可能性も十分。

彼女たちが全国でその名を届かせる度、大分県の魅力も全国に伝わっていくはず。そういう意味でも今後に注目したいと思わせてくれるアイドルグループだ。




【HP】http://www.spatio.site/


【Twitter】 https://twitter.com/cinemascope21?s=20