聴く人に寄り添い、心の拠り所になれるような歌を届けるために活動している歌い手・f∅yer-ホワイエ-。


小学生になる前からずっと歌手になることが夢だったという彼女は、2021年8月20日に活動を開始。悲しいときも嬉しいときも、いつも音楽に支えられてきたため、自分もそうやって誰かに寄り添えるような音楽を届けたいという思いで今日まで歩んできた。

名前の由来は、ホールなどにある休憩所(ホワイエ)から。あなたの心の休憩所になるべく、日々声を響かせている。

ひとたび声を発すると、迫力ある歌声でその場をあっという間に自分の色に染め上げる。一曲聞き終わる頃には、すっかり彼女の虜となってしまうだろう。

現在は歌、MIX、イラスト、動画、配信活動などマルチに活動中。また、3月29日に自身初となる自作曲を発表し、これからは作曲活動も積極的に行っていくとのことだ。



・残響散歌/ Aimer【cover.】



テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編のオープニング曲「残響散歌」のカバー動画。芯の通ったf∅yerの声が印象的な一本となっている。

楽曲について聞いてみると、「オリジナルのAimerさんとは違う、自分らしい歌い方を意識した」と話してくれたf∅yer。コーラスはオリジナルでアレンジしており、本家にないポイントとなっているとのことだ。

オリジナルMVには、アニメの世界観が反映されている。歌声と合わせて、ぜひ何度も楽しんで欲しい。


・サヨナラは言わないでさ/ひより(´・ω・`)【歌ってみた】



MIMIが制作したボカロ曲「サヨナラは言わないでさ」のカバー動画。繊細な歌声に胸がキュッと締め付けられる作品だ。

f∅yerが旧活動名の「ひより(´・ω・`)」の時代に投稿し、リスナーからの反応が大きかったというこちらの動画。

f∅yerは「自分の歌について身近な人から酷く批判されたことがあり、その際この曲にとても共感したため、そのときの悲しい気持ちを込めて歌った。歌詞がすごく刺さり、この曲をどうしても歌いたいと思った。結果的にそれ以前とは作風が全然異なり、とても評判のよい作品となった」と話してくれた。

心に隙間風が吹いてしまうような悲しい時に寄り添えるような作品となっている。一人で耐えきれなくなった時は、ぜひこちらの動画を再生して欲しい。

・【全セルフ歌い手が】愛して愛して愛して 歌ってみた



きくおが制作したボカロ曲「愛して愛して愛して」のカバー動画。f∅yerが誕生日に投稿した記念すべき作品だ。

再生ボタンを押すと、f∅yerのダークで迫力のある歌声が広がってゆく。こちらの作品は、歌・MIX・イラスト・動画をf∅yer自身が手掛けていることもポイントのひとつだ。

f∅yerは「2022年の誕生日に発表した曲よりは上手くなっているので、よかったら聴き比べて欲しい」と話してくれた。

オリジナルのMVのテーマは「整えられていない、バラバラな闇深さ」。テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を意識し、見飽きないようにこだわって作られた。



今後の展望について聞くと、「来年度からは作詞作曲の活動に注力していき、自作曲の発表を予定しています。また、マルチクリエイターを目指しているため、動画制作などの活動も積極的に行っていきたいです」と話してくれたf∅yer。そして、夏には福岡でのライブ出演も予定しているため、ぜひ足を運んで欲しいとのこと。

f∅yerの大きな夢は、アニメの主題歌への採用。いつか憧れのボカロPであるDECO*27氏に曲を作ってもらいたいという思いがあるとのことだ。

リスナーに寄り添い、ホッと一息つけるような場所を提供するf∅yer。力強さと繊細さを併せ持つ歌声は、きっと願いをひとつひとつ形にしてくれるだろう。


【ライブ情報】


PE’ZFES VOL.4
2024.8.12(月・祝) @小倉cleveR sound

チケット:予約2000円+1D/当日2500円+1D