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Peace On Earth 「311」の追悼……そこからスタートする未来への前進

Peace On Earth 「311」の追悼……そこからスタートする未来への前進



2011年3月11日に発生した「東日本大震災」。

日本中・世界中の人々の心に深い爪痕を残したこの災害を忘れず、追悼するためにはじまったのが「Peace On Earth」だ。



都内において、311を追悼する最大規模の集会として続いているPeace On Earth。「市民による追悼の集い」というコンセプトを保ち続けてきたこの集会は、これまで多くのコミュニティや組織がその理念に共感し、協力している。また、Peace On Earth自体も東北JAMや南相馬騎馬武者ロックフェスなど、多くの被災地イベントに協力してきた。
さらに、多くのアーティストや企業が参加し、新たな表現・新たな社会の可能性を追求してきたのも、Peace On Earthの特徴だ。
これまでの参加アーティストには坂本龍一やASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文、BRAHMAN、C.W.ニコル、香山リカなど、有名な人物・グループが並んでいる。「311を追悼する集会」というだけでなく、人気アーティストが参加する音楽フェスとしての一面を持ってきたのも、Peace On Earthが広く注目されてきた理由だろう。

・BRAHMAN - 鼎の問 @ Peace On Earth 2014




・議論の場・学びの場としてのPeace On Earth


Peace On Earthの取り組みは、「311の追悼」のみにとどまらない。集会ではトークイベントやワークショップ、フォーラムなど様々な議論の場が開かれ、文化人や知識人のみならず、出演アーティストもそこに参加する。Peace On Earthを訪れた人々も、単に「観客」というだけではなく、社会を支える市民の一人としてそこに加わってきた。
その意識の輪は既存のイベントや新しい企画とも協働し、「NoNukes」「SOLAR BUDOKAN」「選挙フェス」など、アーティストが主導する様々な試みとも結びついている。
人々が音楽を通して議論し、学び合い、また音楽を通してその輪を広げていく。そんな場としてもPeace On Earthは機能してきたと言えるだろう。


・社会・未来を作り上げていくきっかけとしてのPeace On Earth


Peace On Earthのテーマのひとつにあるのが、太陽光発電をはじめとした、社会の未来を見据えた事業との協働だ。
現在の国内最大規模となる100%太陽光発電のステージ作り。そうした自律分散型の新エネルギーを広める市民ネットワークとの協働。そのような具体的な行動を通して、自然エネルギーの認知・理解の拡散や、実際にそれを取り入れる事業の発展へと寄与してきた。
市民による集いであるPeace On Earthがこれまで脈々と作り上げてきた人々のつながりは、そのまま新しい社会の可能性を伝え広げるネットワークとして生きている。その活動からは、コミュニティやネットワークの重要さがはっきりと分かるのではないだろうか。





まだまだ復興の途上にある東日本大震災の被災地だが、災害から8年が経ち、その衝撃も次第に風化しつつある。その追悼の集いとしてはじまったPeace On Earthにも、イベントとしての存在意義を見つめ直す時期が訪れてきているそうだ。
単なる悲劇としての311ではなく、社会の在り方そのものを問う、歴史の節目としての311を見つめ、それをきっかけとして未来について考える。これからのPeace On Earthは、そんな集いとして続いていくのではないだろうか。
是非足を運んで、そのメッセージを受け取り、その輪の中に入ってみてほしい。


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