■イントロダクション




今回ご紹介したいポータブルプレイヤーは Astell&Kern の「AK Jr」



ポータブルプレイヤーの先駆者的な存在である Astell&Kern の今作は、ハイレ ゾプレイヤーの入門機として、お求めやすい価格で実現した魅力たっぷりの製 品である。


「AK Jr」の魅了をご紹介する前に、ハイレゾについて少しおさらいしたい。



 



■ハイレゾとは



"ハイレゾ音源"とは、主に CD の音質 (16bit/44.1kHz)を超える音質の音楽デー タのことで、CD の約 3 倍以上 (24bit/96kHz ~)の情報量が詰まっており、い ままで聞くことが出来なかった楽曲の細部まで感じることが出来る音源のこと である。



本当はもっと細かい仕様がたくさんあるのだか、詳しく知りたい方は、こちらま で http://qq4q.biz/olPh



今回は、ハイレゾプレイヤーは興味はあるけど、小難しくてよくわからないとい う方に、ハイレゾプレイヤー初心者の筆者が Astell&Kern の「AK Jr」の魅了 を紹介したい。



 



■ハイレゾプレイヤーで音楽を聞くと、今まで聞いていた音楽が 3 倍楽しく感 じる



近年、音楽の楽しみ方は多様化している。


「音楽を聞くのはもっぱら Youtube」このような方は少なくないはず、 CD を買って、歌詞カードを見ながらぼんやり家で音楽を楽しむようなことは、 確実に少なくなってきているだろうし、さらには、音楽を聞くのは片手間になっ てきているかもしれない。



しかし、そんなあなたでも、ハイレゾプレイヤーは新しい音楽の楽しみ方を提供 してくれる。これは断言して言えるだろう。



 



■そんなハイレゾ、ハイレゾって言われても自分の好きな音楽がハイレゾ音源で 存在しない。



こんな言葉を筆者の周りではよく耳にする。


近年では、多くの音楽配信サービスがハイレゾ音源を配信するようになった。 あなたの好きなアーティストのハイレゾ音源は必ずしもあるとは限らないだろ う。



しかし、この理由でハイレゾプレイヤーを遠ざける理由にはならない。 なぜならハイレゾプレイヤーの本名は ”ハイレゾ音源も対応してますけど、普段聞くような通常の音源も高音質にしま すよプレイヤー” が本当の姿であるからだ。


多少なりともふざけたが、これが本当のハイレゾプレイヤーの姿といえよう。


つまり、あなたの iTunes に入っているような音源をそのまま、ハイレゾプレイ ヤーに取り込めば、いつもより断然高音質な音楽が楽しめるのである。



ハイレゾプレイヤーで楽しむ音楽は、音楽に対して本気にさせてくれる。


筆者も一ヶ月ほど Astell&Kern の「AK Jr」をお借りして使い倒したのだが、 今まで聞いていた音楽の楽しみを再び楽しませてくれるのだ。



・このバンドの曲、こんな立体的なんだ


・この女性アーティスト、ボーカルの高音がこんな気持よく聞こえる


・ドラムサウンドが、近く聞こえて楽しい



いままで聞いていた好きな音楽、全曲リピートに近い形で聞き直してしまった。


こんな体験をしたいあなたは、一度近くの家電量販で試してもらいたい、


ここからは Astell&Kern の「AK Jr」をご紹介したい。



 



■「AK Jr」の魅力 ・使いやすさを追求したスマートなデザイン



「ハイレゾプレイヤーってゴツゴツしててなんかぁ」


「なんか漠然とハイレゾプレイヤーってだざいデザインだった気がする」


それでは「AK Jr」の外観を見てみよう





え?こんなスマートなの?と思う方が多いだろう。


シルバーに輝くアルミボディ、高い剛性が共振を抑制し音質面においてもメリ ットをもたらす。ゴリラガラスを使用した模様の入った背面も特徴的な洗練されたデザインと言えるだろう。


ゴリラガラス採用は魅力的だ。名前のごとく、とても丈夫なガラスなのである。 よく見るスマホの画面バキバキ、こんなことにはならないだろう。



高いデザイン性と使いやすさを追求した「AK Jr」、


実際に使ってみても、操作はスマホと同様なタッチパネル式で iPhone や Android と同じような操作可能。


直感的で使いやすいボリュームコントロール、 薄さも 8.9mm と薄く iPhone と変わらない薄さである。



使いやすいサイズ感で大きすぎず、小さすぎず、手ににじむようなお手軽サイズで、


普段使うポータブルプレイヤー・スマホから乗り換えたとしても、すぐに馴染ん でくれるだろう。



■どんな音楽でも楽しめる高音質



本当の「AK Jr」の魅力は、やはり音質だ。


入門機だからといって音質を侮ってはいけない。


どんな音楽にも対応してくれるバランス感、高解像度、「AK Jr」全体的にシャ ープな印象を持った。



ロックでは、薄型のボディからは想像できないような迫力・躍動感を感じさせ、バンド・サウンドを立体的に聞かせてくれる。


さらに、ポップス・ジャズ・ダンス・クラシックと聞き進めていくと、量感のあ る中音域、それを邪魔しない程度に伸びる高音域が印象的だ。


アーティストが本当に再現したい音楽を忠実に表現できる「AK Jr」 、


もはやハイレゾプレイヤーで迷ったら「AK Jr」で間違い無しといえるだろう。


筆者も真剣に購入を考えている。



 



 



■最後に



Astell&Kern「AK Jr」は 10 月現在で実売価格5万円〜6万円台となっている。


このクオリティで、このコスパを提供できるのは、ポータブルプレイヤーの先駆者である Astell&Kern だからであろう。どんな音楽ジャンルでも視聴環境でも、音楽をここまで楽しませてくれる機種。


是非一度、試していただきたい!