気軽に投稿でき、ミニブログとも呼ばれるSNSが普及した一方で、一時期は有効なマーケティング手段と言われていたブログが衰退してきています。



でも、いまこそミュージシャンはブログを活用すべきなんじゃないだろうか。



そんなことを思うに至った理由をまとめてみました。



 



 



リスナーと対話できる



 





ブログの魅力、それは一方的に情報を大量に発信できる、そう勘違いしている人はいないでしょうか。実はブログというのは、SNSなどと同じように相互コミュニケーションを行うことのできる場なのです。



でもそのコミュニケーションの形は少し変わっています。



SNSの場合は、実際にリスナーからやってきた質問に直接答えることなんかが簡単にできちゃいます。



でもブログの場合は、コメント欄こそあれ、そこで行われる表面上のコミュニケーションのスピードはかなり遅く、SNSに比べてメリットがあるように見せません。



ブログの得意なコミュニケーション、それは表面に出て来ない形でのコミュニケーションなのです



たとえば、ミュージシャンが新しく発売した音源についての気持ちを長々と書きます。それは、文字数が限られていたり、あまり長い文章を書いても一覧性が悪くなってしまうSNSでは不可能なことです。



リスナーは、その文章を読むことで、普段何気なく聞いていた曲が輝いて聞こえるということが起こります。そして、その感情を友達に伝えたり、SNS上で発信したり、ライブ会場に来て思いを爆発させたりできる。



そういった形のコミュニケーションを実現できるのがブログの魅力です。



 



 



音楽的なバックグラウンドを知ってもらえる



 





音楽を熱心に聞くリスナーにとって、そのミュージシャンを好きになるかどうかの一つの基準に、そのミュージシャンの音楽的バックグラウンドという要素が必ずあると思います。



この人はどんな音楽を聞いて育ってきたのだろうか、はたまたどんな人を目指してミュージシャンとして活動しているのだろうか。そういったことが知れれば、もっとそのミュージシャンを好きになれる、そんな人がたくさんいるのです。



しかし、残念ながら、そういった音楽的バックグラウンドを語る場所は多くはありません。



たとえ、ライブで「〇〇というミュージシャンが大好きで」とMCしたところで、その好きの度合いがどれほどで、またどういった理由でどのように好きなのかということはなかなか伝わりません。



そこで活用するのが、ブログというわけです。ブログでは長い文章を載せることが可能ですし、何回かにわけてドラマのようにリスナーに語りかけることもできます。また、自分の好きなミュージシャンの曲などの情報もリンクを貼っておけるのも便利なポイントです。



 



 



自分たちに興味を持ち続けてもらえる





たくさんの情報があふれ、たくさんのミュージシャンが活動を行っている現代において、リスナーの選択肢も広がっているために、常に自分たちのことに注目し続けてもらうというのはとても難しいことです。


注目を得るために新曲やミュージックビデオをコンスタントに発表するというやり方もあるでしょうが、なかなか骨のある作業です。



そんな時に役に立つのがブログをアップデートするということです。


音楽についての熱い思いを長々と書かなくてはならないという気負った気持ちは必要ありません。最近よく聞いている音楽のこと、自分の身に起こったちょっとした事件、その日食べたお昼ご飯のこと、なんでもいいので定期的に発信し続けるのです。


そのブログが更新されるたびに、ファンやリスナーは自分たちのことに注目してくれることになるし、そのブログを通して自分たちの人間性を発信できれば、それを通じてもっと自分たちのことを好きになってくれる人が現れることになります。


ブログを定期的に見てもらえることができれば、それをきっかけに自分たちの音楽を定期的に聞いてもらえることにもつながるのです。



 



まとめ



この記事を読んでも、「ブログは更新が大変だから。。。」と尻込みしてしまう人も多いと思います。でも気負う必要はまったくありません。3日に1度でも1週間に1度でも、更新の頻度はいいのです。インスタントな情報が溢れるこんな時代だからこそ、実のある内容を表現できるブログを通じてファンを獲得していきましょう!