こんにちは、またらんのバンド・ワン・ステップアップ第8回です。


『またらんのバンド・ワン・ステップアップ』


テーマとしてはあなたのバンドの何か足りないもの、どこかパッとしない原因となっているであろうことを毎回色々な視点から探っていくというものになります。



またらん


都内某ライブハウスでPAエンジニアや照明スタッフとして働きながら自身もまたギタリストとしてバンド活動をしています。


またギタリストのための音作りbot(@gt_sound_making)、ギタリストのための音作りブログ(http://guitarsoundmaking.blog.fc2.com/)の管理人もしています。


今回は演奏のクオリティを上げるための練習の仕方についてお話させていただきます。


同じフレーズを演奏していてもどれだけ他のパートの演奏を意識しているかでバンド全体の音が明らかに変わってきます。


また他のパートをしっかりと意識することで自分が弾くべきフレーズが見えてくることもあります。


そうするためには練習時から音量のバランスを正しくとる必要があります。


そうすれば必然的にちゃんとメンバー全員の音が聞こえてきますね。


また練習でしっかりと音量バランスが取れるようになると本番でも良いバランスで楽器を鳴らすことができます。


音量バランスがしっかりしているとPAとしてもバンド全体の音をうまく出しやすくなります。


では具体的にどのようなことに注意していけば良いのかを書かせてもらいますね。



まずは最悪な例から紹介します。



スタジオに入ってみて合わせてみるとギタリスト1が自分の音が聞こえないからと音量を上げました。


そしたらギタリスト2とベーシストも自分の音が聞こえなくなったからと音量を上げました。


ギタリスト1がまたよく聞こえなくなったからと音量を上げました。


そうすると今度はボーカルも聞こえなくなりました。


でもミキサーで音量を稼ごうとしてもハウってしまうので音量を上げられませんでした。


ボーカルは自分の声を聴くために無理に声を張って歌う羽目になりました。





最悪な例と紹介しましたが多分結構よくあることなんじゃないでしょうか?


でもこうなってしまうとボーカルの喉を壊してしまう可能性もありますし、そもそも本当にメンバーが互いにそれぞれの音を聞こえているのか疑問ですよね。


余談ですが長時間のスタジオで歌いっぱなしのボーカルって結構つらいのでいたわってあげてください。


とくにボーカルをやったことないプレイヤーは結構無理させようとする人が多いので注意してください。


ボーカルが正しい発声をできてないということも往々にしてありますが。



ではどのような点に注意すればいいのかというと話に移りましょう。



注意点その1


音量





まぁ一番わかりやすいポイントですよね。


音量の微妙なバランスって実はすごい大事なんです。


宅録とかやる人にはわかってもらえるかと思うんですがフェーダーで音量のバランスを最適に取れたときってスッと音圧が上がった感じがわかるんですよね。


ではどのように音量のバランスをとればいいのか。


step1 ドラムの音量にベースを合わせる


step2 リズム隊の音量にギターを合わせる


step3 楽器隊の音量にボーカルを合わせる


こうやっていけば音がデカすぎる人を簡単に見つけることができます。



注意点その2


EQ



そして音量に限らずイコライジングをしっかりするのも大事です。


上記の例のように音が聞こえないといったときにギターの音がこもっていたから聞こえづらかったということもあります。


しっかり抜ける音を作って互いの音を聞くようにする必要があります。


それぞれの楽器が自分の楽器が出すべき音域を出さないと必要以上に大きい音を出さないと聞こえなくなってしまいます。


それぞれの楽器の音域の被りをなくして無駄な音域をそいでいく事ですっきりと互いの音を聞けるでしょう。


音域の分け方は第三回に詳しいです。



注意点その3


アンプの向きと立ち位置





これが原因になっていることも結構多いです。


上記の例の場合でもギタリスト1は自分のアンプの目の前に立っていたのかもしれません。


アンプの目の前に立ってしまうとスピーカの位置より高いところに耳があるため目の前に立っている人にはあまり大きく音が聞こえません。


逆にアンプが向いてる先にいる人にはとても大きく聞こえていることが多いです。


JC-120を使う人なんかはアンプを横倒しにして立ててみてもいいかもしれません。




僕はJC-120を使うときはそうしています。


自分の音のモニタリングがしやすいというのに加えてキャスターがない面を床につけることでアンプが床と触れる面が増えて低音が床に広がりやすくなって弾いていて気持ちいいという理由です。


ぜひJC-120を使っている人は試してみてください。


話がそれましたがとにかくアンプの向きを見直すことで自分の音が聴きやすくなるかもしれません。


あと、ボーカルの声の聴きやすさの調整にはスタジオのスピーカーの向きを調節すれば解決する可能性が高いです。



 



これらのことに意識して練習の質をあげていきましょう。



 



text by またらん



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