写真左から:岡本拳汰(Gt, Cho)、東川拓郎(Ba, Cho)、大原翔馬(Vo, G)、原希望(Dr)

2013年5月、地元・名古屋で結成。もともとは楽器の経験はなかったとか。会社員を辞め音楽で食べていくと決めた時の初期衝動を忘れることなく、名古屋のライブハウスを中心に精力的に活動中。古くから層が厚い名古屋の音楽シーンの中でも、次世代ギターロック・シーンの新鋭として注目を浴びる。ヴォーカル・大原の力強く伸びやかな歌声を軸に、何気ない日常の隙間や、季節折々の風景などをストレートに泥臭く表現する楽曲とライブが人気を博している。

結成から数年ながら「GRANDLINE2015」「フリ放題2015」「でらロックフェスティバル2016」 「GOLD RUSH2016」といった名古屋の大型サーキットイベントにも多数出演。今年はRO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVALの入賞アーティストとして、三次選考まで通過しており、実力やオーディエンスを引き付ける力も着々と身につけているところだ。

今年会場限定でリリースした最新シングル「未だ見ぬ明日へ」



一語一語丁寧に、情感豊かに歌い上げるヴォーカルが印象的な1曲。日本語オンリーの歌詞は伝えたい想いを詰め込みすぎて、ともすれば言葉数が多かったり、曲に合わせて走ってしまったりとなりがちだ。しかし、耳に心地よい素朴さとまっすぐさが伝わる歌に仕上がっている。

2015年リリースの2ndデモに収録の「ひかり」




ドライブ感あふれるイントロ、ジャキジャキと鳴り止まないギターがバンド好きの心をくすぐる。ストレートなギターサウンドと、男女どちらもなじみやすいさわやかで前向きな歌詞は、名古屋シーンで頭角を表したのも納得。荒削りながらも、きらめきのある印象深い1曲だ。

「それはさくらが舞う頃のことで」



こちらの楽曲で注目したいのは透明感。シューゲイザーの良さを取り入れつつも、自分たちの表現として消化し、その色を出していることが分かるだろう。各レビューを見た上で、もう一度楽曲を聴いていただきたい。楽曲の雰囲気、旋律の美しさ、各楽器の構成、歌詞などが、きっと頭から離れなくなるだろう。

9月9日(金)には新栄RAD SEVENにてリリースイベントの開催も決まっている。今年はますます動きを見せてくれそう。RO69JACK 2016の入賞アーティストという肩書も後押しして、もっともっと羽ばたく予感がするアーティストだ。



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