重厚なロックサウンドと激しいライブパフォーマンスに乗せて、「生きる」ことへのメッセージを歌い上げるアイドルグループ、I.D.And Fly LooM(アイディーアンドフライローム)。
2018年9月に活動を停止したグループ「ダイヤモンドルフィー」の一部楽曲やメンバーを継承するかたちで始動した彼女たちは、前身となったグループ名「diamondollfy」を並び替えたアナグラムの中にさまざまな意味を込めて現在の名前に。2018年10月のお披露目ライブ以降、I.D.And Fly LooMとしてのオリジナル曲も続々と発表し、新メンバーも加わりながら着実に注目度を高めてきた。
圧倒的な本数のライブをこなすライブアーティストとして知られており、2019年2月には初の単独公演「ガラクタの住むお城」を、7月にも単独公演「曲解の奇術師」を開催するなど、確かな実績を残しながら支持を広げている。
そんなI.D.And Fly LooMの音楽性の特徴は、ハードロックやラウドロックを軸に据えたサウンドと激しいダンスパフォーマンスが織りなす、鮮烈でアグレッシブな世界観にある。一方で、ステージを降りた彼女たちは「普通の女の子」であり、舞台に立つことで人生を変えた自分たちの経験から、「人生を変える」「自分たちの生き様を見せる」といったメッセージを歌詞のメインテーマとしてきた。
・【アイフラ】I.D.And Fly LooM 「錯覚の喜雨」
2019年3月にMVが公開された「錯覚の喜雨」は、I.D.And Fly LooMの激しい音楽性を象徴するようなナンバーだ。
重心の低いヘヴィサウンドに彩られた仄暗いメロディは、どこか不穏なインパクトとアイドルポップとしてのキャッチーさを併せ持っている。緊張感のある出だしから疾走感のあるサビへの変化が鮮やかだ。
自分や世の中を見失って不安に駆られる「錯覚」を受け入れ、そんな中でも拳を挙げて生きていく。そういったメッセージ性も合わさって、印象的なキラーチューンに仕上がっている。
・【アイフラ】I.D.And Fly LooM 「アンリストカット」
2019年10月に公開されたばかりの新曲「アンリストカット」は、怒涛のツーバスと低く刻まれるギターサウンドがどす黒い世界観を見せるラウドナンバーとなっている。
「傷」をテーマに生々しい想いを歌い上げる詞世界は、I.D.And Fly LooMの他の曲と比べても特にショッキングで、鋭い棘と艶やかな毒を含む。彼女たちのファンはもちろん、ヘヴィロックやメタルのファンも聴き入る一曲と言えるだろう。
・【アイフラ】I.D.And Fly LooM I.D.Fly (Official)
自らのグループ名から楽曲タイトルをとった「I.D.Fly」は、I.D.And Fly LooMが始動してから初のオリジナル曲であり、彼女たちを象徴する代表曲となっている。
そのサウンドや世界観は現在の彼女たちに通じるものを確かに感じさせていて、この頃からその個性が確立されていたのがうかがえる。
ライブでも必ず披露される定番のナンバーとして、I.D.And Fly LooMの魅力を知る上で必聴だ。
アイドルシーンに独自のインパクトをもたらしながら、着実にその注目度を広げてきたI.D.And Fly LooM。サウンドと詞世界への強いこだわりを持ちながら個性を確立してきた彼女たちが、これからどんな躍進を見せてくれるのか、今から期待が高まる。
ますます前進していくI.D.And Fly LooMの今後に、要注目だ。
【公式HP】http://idandflyloom.com/
【Twitter】https://twitter.com/ifla_official/
【I.D.And Fly LooM LIVE情報】