『どんな口癖で何を話すのか決まっている』のは、なにも80年代のアイドルに限ったことではありません。

『どんな衣装を着るのか』は、女子アナやビジュアル系バンドだけではありません。

アイドルからプレジデントまでの人気産業といわれる業界のトップクラスは、服装や振る舞いなど、五感を刺激するもの全てにおいて、必ずと言っていいほど計算されています。
これらの仕事を総合的にブランディングと呼びます。 

 

 

 

例えば、60年代のビートルズは、スーツを身にまとって上品なマッシュルームカットで登場しました。

当時、ジャズ全盛だった時代に、ロックンロールを毛嫌いする大人達に説得力をつけるための、凄腕マネジャー、ブライアン・エプスタインの戦略だったと言います。

会話もいたって上品でいながらもユーモラス。

中心となるターゲット層である若者を中心に瞬く間に火がつき、幅広い層に受け入れられていきましたね。

実際の彼らはどうかというと…下宿先に火をつけてクビになるようなやんちゃぶり。典型的な不良少年達だったのです。
 

 


そんな上品なビートルズに対して、色濃く『不良』イメージを打ち出したのがストーンズ。

Tシャツにラフなパンツ、破天荒ぶりは全て計算づくのことでした。

やがてそれが素の彼らと混同して、ドラッグ問題などの深刻な事件を生みだすようになってしまいましたが…。

 
 

このように、音楽の質だけでなく、いわゆる人々の『いいね!』を獲得する職業では、服装だけでなく、話し方や振る舞いまで、支持されるための努力をしていることが学び取れますね。

 

欧米では、『イメージコンサルタント』をとおして、自身をイメージどおりに完璧にプロデュースしているスターやプレジデントは当たり前に存在します。

『大統領は、演説の内容によってネクタイの色を替えている』と、聞いたことはありませんか?

そうなのです!もちろん、大統領もブランディングされています。

 

その他にも、スターバンドが、自分達の楽曲を広く知ってもらうために、どのような戦略で売り出しているのかを分析してみるとより理解できそうですね。

 
【5Seconds Of Sommer】 

 

 【凛として時雨】
 

【SPECAL OTHERS】



このように、自分のバンドを世の中に広めたいのであれば、音楽の質を高めると当時に

 

1.    自分の音楽は、どんな層に受け入れられやすいのか

2.    そのためにどんな人物像でいくのか

3.    キャラクター性をわかりやすく表現するために、どんな服を着るのか

4.    ステージパフォーマンスやMCをどのように運ぶか

 

以上のような順で設定してみましょう。

 

まるで、心を込めて作ったものを丁寧に包装し、売り場に並べるような感覚ですね。


その後、客観性を得るために、メンバー以外の方にアドバイスを求めることにより、より確実に狙い通りの音楽性を認知されやすくなるでしょう。

耳だけでなく、目からもキャッチ、自分の音楽を聴いてもらう機会も増えること請け合いです。


(AMaster)


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