バンドメンバーとは、身近過ぎて、お互いを蔑ろにしてしまいがちになります。
家族とのコミュニケーションにも似たような部分はありますよね。
「お互いに共有できる音楽の感覚。」聴いて育ってきたアーティストの話ではありません。
むしろそういったバックグラウンドはバラバラの方が上手くいくケースもあります。
僕が言いたい事は、その時その空間に、自然と集まれて音楽活動をしているという運命的な部分の話です。
客観的になって今の現状を見てみると、面白いなぁという部分はあると思います。
「なんでコイツと知り合ったんだろう」とか、「どういう感覚で一緒に音楽やっているのだろう」というような
身近すぎて見えない部分に敢えて意識してみると、メンバーって面白いなぁ、とつくづく思ったりします。
一緒に音楽をやっているメンバーは、ただの仲良しではないはずです。
意見の食い違いからケンカに発展することもあると思います。
メンバー間の欠点ばかりに目が向くかもしれません。
だけどそれはお互いに「音楽というフィルター」を通してのぶつかり合いです。
だから内心は、お互い尊重しあっているからこそムキになれるといった、ひとつの会社みたいなものです。
バンドという会社をもっと成長させようとメンバー同士が認識しているから本気になれるのです。
「そんなワケないだろ」「キレイごとすぎる」
「アイツとは仲良くなれない」という声も聞こえてきそうですが、
一緒に続けているという今の現状こそが、繋がっている確かな証拠になると思います。
学校ではないのですから、辞めたいと思ったら自ら辞めていますし、
何かしらの理由をつけてスタジオに来なくなり、 そのまま自然消滅といった流れになったりします。
今、一緒に音楽をやっているメンバーを尊敬しましょう。休止中や解散した後などに、
「一緒に音楽活動やれて良かったなぁ。」と思うものです。
ひとつの組織、自分たちの会社をもっと発展させましょう。
何かの縁で集まった仲間たちと、音楽というフィルターを通して、共有出来る夢を分かち合いましょう。
記事:Shoz
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