スタジオに入って曲を作る、その活動だけでもミュージシャン活動と言えますが、やはりそれらを生でお客さんに聴いてもらえる場であるライブを重要視しているミュージシャンが多いのではないでしょうか。



ただ、毎回なんの意識もせずにライブをこなしているだけでは、ミュージシャンとしての成長はありえません。



この記事では、ミュージシャンがライブ終わりに意識して実践すべきことの一つである、お客さんとコミュニケーションを取るということのメリットとその方法を紹介します。



 



 


◆お客さんとコミュニケーションを取るメリットとは◆


 

 








 



お客さんとダイレクトにコミュニケーションを取るメリットは大きく2つあります。



一つは、モチベーションの向上につながるということ。ライブ終わりに話しかけると、ライブを見てくれていたお客さんは、「かっこよかった」とか「あの曲好きです!」とか、何かしらお褒めの言葉をくれる人が大多数でしょう。その多くはお世辞かもしれませんが、それをたとえ分かっていたとしても、ミュージシャン活動を続けていく上では大事なモチベーションの向上につながります。



もう一つは、自分たちでは気づかないことに気づけることです。たとえば、ライブ終わりにお客さんと話すことで、「あの曲がかっこよかった」という曲に対するレスポンスをもらえたとしましょう。その曲は自分たちの中でそこまで推し曲ではなかった場合、今後はもうちょっとライブでやっていくようにしようと、方針変更になるかもしれません。他にも、「ちょっとMCが長すぎて中だるみしちゃったけどね」みたいな辛辣な意見をくれるお客さんもいるでしょう。それは、そのまま反省点にし、次回に活かせばいいのです。お客さんから見た、まさに客観的な視点はミュージシャン活動においてとっても大事なのです。



 



 


 ◆お客さんとダイレクトにコミュニケーションを取る方法 その1◆


 









 



コミュニケーションを取るのは大事だとは分かっていても、なかなか話しかけるのが恥ずかしかったり、心理的なハードルが高くて難しいものです。そんな心理的ハードルをガクッと下げられる方法が、グッズを販売している場に出向くという方法です。



基本的に、グッズを売っているところに来てくれる人は自分たちに興味があるから来てくれていると思っていいでしょう。ですから、話しかける時には、自分たちのライブのことを自然な形で聞くことができますし、なんなら向こうから話しかけてくれる可能性も高いでしょう。しかもグッズを買いたいと思ったお客さんからしても、その場にメンバーがいるほうが、より応援につながるという気持ちになって購買意欲は上がるものです。



 



 


 ◆お客さんとダイレクトにコミュニケーションを取る方法 その2◆






 



お客さんの中には、グッズ販売の場所にメンバーがいると、「ちょっと話したいだけなのに、グッズを買わないといけなくなりそうだな。。。」と、近づくのを避けてしまう人も多いと思います。そういった人たちにアプローチための方法が、フライヤーを配るという方法です。フライヤーというのは広告のことで、例えば今後のライブの情報だったり、ホームページアドレスやTwitterアカウントなどを書いておきましょう。



フライヤーを配っている人になりきれば、必ずしもトークによるコミュニケーションを取る必要はないので、心理的ハードルが下がるでしょう。そして、フライヤーを受け取ってくれた人の中には、自分からは近づけなかったけど、自分たちとコミュニケーションを取りたいと思っていた人もいるはずです。そういった人とは、フライヤーをきっかけにコミュニケーションを取れることになります。



 



 



まだまだ小規模なライブ会場でライブパフォーマンスを行っているミュージシャンにとって、その会場に足を運んでくれているお客さんというのは、とても大切な人たちです。ぜひとも積極的に、その場に来てくれているお客さんとダイレクトにコミュニケーションをとるように心がけましょう。