<ドブロク>
L→R:Ba. ハラダイス/ Vo.G 田中寛司/Dr. 佐々木”さっさん”孝仁
1998年、明治学院大学在籍中のVo.Gt.田中寛司と、Ba.ハラダイスにより結成。
メンバーチェンジを経て、2009年 Dr.佐々木さっさん孝仁の加入により現在の編成になった3ピースバンドドブロク。
限られた音数の中で爆発を起こすエモーショナルロックと、Vo.田中が紡ぐ遊び心溢れたリリックを武器に、関東のラスボスを目指し、全国各地で圧倒的ライブを繰り広げる。
今回はそんな彼ら【ドブロク】をご紹介したい。
■6th Album「プレイバック夏」収録曲:プレイバック夏
重低音のベースラインが心地いい「プレイバック夏」
2015年10月にリリースされた彼らの6枚目のアルバム「プレイバック夏」のタイトル曲にもなっている。
少しずつ終わっていく夏に例えて、様々な事柄の切なさを表現したというこの曲。
韻を踏んだ言葉遊びに散りばめられたメッセージ性のあるリリックが心に沁み込んでいく。
”それが夏のトリック”
”思わせぶりなリリック”
”あいまいなエンディング”
学生時代に過ごしたゆるゆるとした夏の日々。
いつまでも続くと思っていた暑くて自由な夏はいつの間にか終わりを告げ、満ち満ちていたエネルギーと若さは陰りを見せる。
でもふとした瞬間、心はあの自由で愛おしい日々を思い出すのだ。
さまざまなアーティストたちが出演するライヴハウス・四谷アウトブレイクと東京ビジュアルアーツ映像科の学生とのコラボによるPVも必見だ。
終盤の映像が重なり合うシーンは、まるで記憶と現実が混ざり合う頭の中をイメージしているよう。
■5th Album「Do the EMO!!!!」収録曲:「ファンタジスタ・インダハウス」
キーボードをゲストに呼び、小気味よいリズムとメロディーがループする「ファンタジスタ・インダハウス」
ラップなのかつぶやきなのか念仏なのか…メロディーで繋がれた言葉が強烈なインパクトを放っている。
自分の半径1キロには発見がひそんでいて、町内をぐるりと周れば遠く離れた海外へ行かなくたって新しい自分になれる。
時間とタスクに追われた大人には気付けない、ほんの小さな出来事に足を止め、耳を澄ませ、心を躍らせる。
歌詞は学生時代を回顧して、好奇心に正直だった青春時代の良さを表現している。
レコーディングエンジニアに MONKEY MAJIKなどを手がける鈴木鉄也を迎え、多くのゲストミュージシャンを呼んで作られた5th Albumは珠玉の音源が目白押しだ。
PVで着ている学ランはセンチメンタルバスの鈴木秋則氏 の厚意によって貸し出されたもの。
■3rd Album「ドブクルーズ」収録曲:「ドブクルーズ」
こちらは2011年7月にリリースされた3rd Album「ドブクルーズ」のタイトル曲。
ゆったりとした曲調で、語りかけるような田中のヴォーカルが印象的な1曲。
まさにたゆたう波に身を委ねてクルーズしているような気分になる。
行って帰ってくるを繰り返す毎日。そんな平穏な日々はいつまで続くのだろうか?
終盤になるにつれて上がっていく熱量が、ただただ無為に時間を過ごしてはならないというメッセージとなって心に響く。
10分にも及ぶ極上のグルーヴは、リスナーの心を揺さぶるに違いない。
精力的にライブ活動をしつつ、自主企画も行っているドブロク。
ぜひ一度足を運び、念仏ロックを体感して欲しい。
■ライブ情報
8/13(SAT)
大阪天満(扇町)para-dice
ドブロク企画
【No more おセンチ野郎 vol.11 大阪 恐怖の盆ダンス 編】
op18:30 st19:00 adv:¥2,000+d door:¥2,000+d
ドブロク
memento森
ハッピーピープル
初期のアンドヤング
para-dice
大阪市北区天神橋4-7-30 B1
Tel:06-6357-4681
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