SPARTA LOCALS(スパルタローカルズ)は1998年に結成された日本のポストパンクバンド。 高校時代より一人で楽曲制作をしていた安部コウセイ(Vo&Gt)がバンドを組むことを決意し、学生時代の友人である伊東真一(Gt)と中山昭仁(Dr)、そして、コウセイの弟・安部光広(Ba)に声をかけ、1998年12月に福岡県にて結成。 メロディックなギター・リフをはじめ主張が強い個性的な各パートにのせる自由かつナチュラルなコウセイのボーカル、そして長年の時を経てもふと思い出しては口ずさんでしまうような耳に残るフレーズが印象的な個性派バンドとして話題を呼んでいた。 転がっている生活感や目の前にある現実を文学的な言葉でポップスとロックンロールに乗せて歌う彼らの音楽は、銀杏BOYZやフジファブリックと共鳴する部分がある。 そして、スパルタの音楽は共感や救いというより何よりも聴いていて純粋に楽しい気持ちにさせてくれるものだった。 惜しまれながらも2009年に解散。そして、7年後の2016年に彼らが音楽シーンに帰ってきた。そんな彼らの再スタートを機に長年の人気を博すスパルタのおすすめ曲を紹介したいと思う。

 

トーキョウバレリーナ



『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマとして起用されていた彼らを代表する曲の一つ。自然と体が躍り出すようなリズムと合いの手やコーラスを多用した彼らの得意な踊れる曲の一つである。

サビの「マイノリティ」というフレーズが頭の中に不意に残り、知らずうちにこの曲を口ずさんでしまうファンも多いだろう。このように”耳に残る”というのはスパルタの楽曲に多い。キャッチーなのにバンドサウンドとしてアグレッシブに攻めきっている。軽やかに跳ねるギターのリフやベースラインにテンションは底上げされ、叫ぶように歌い上げたり、掠れるように甘く歌ったりと、様々な表情を見せるボーカルはクセになる。


ロックとハニー



傑作と名高い彼らの4作目のアルバム「DREAMER」に収録されている彼らの人気曲。 メロウな世界観で始まるが青春さを感じさせる真っ直ぐなロックが主軸である。 小説や漫画に出てきそうな甘いセリフがミックスされたような歌詞には愛が詰まっている。 音色はとても男らしいストレートなロックンロールだが、ロマンチックさを忘れない。


スパルタの音楽は基本的にシンプルかつわかりやすい展開で聴き馴染みも良い。 しかし、そこに組み込まれる各パートのラインが個性的かつワクワクさが散りばめられ、スパルタの音楽が面白味がそこにはある。 現在、スパルタは年末にかけて3本のライブを予定している。 SPARTA LOCALSの今はまだまだ始まったばかり。 帰ってきた彼らの活躍に期待を寄せるとともに心から楽しみである。


文・ikumi


【ライブ情報】

ツーマン企画『TWO BEAT』開催決定!

『TWO BEAT』

2017/12/23(土・祝)

会場 : 東京都・渋谷WWW X

開場 : 18:15 

開演 : 19:00

前売 : ¥4,000(D代別)

INFO :ディスクガレージ 050-5533-0888

出演 : SPARTA LOCALS/ゲスト有り(後日発表)

<一般発売>

2017年11月11日(土)〜

ぴあ/ローチケ/e+


『復活のファンファーレ~大阪編~』

2017/12/01(金)

会場 : 大阪バナナホール

開場 : 18:30 

開演 : 19:30

前売 : ¥4,000(D代別)

INFO : バナナホール 06-6809-3016


『復活のファンファーレ~福岡編~』

2017/12/03(日)

会場 : 福岡 BEAT STATION

開場 : 17:15 

開演 : 18:00

前売 : ¥4,000(D代別)

INFO : BEA 092-712-4221

出演 : SPARTA LOCALS

<一般発売>

2017年10月29日(土)〜

ぴあ/ローチケ/e+