ーーmuevo voice初登場ということで、まずはメンバーの皆様について詳しく教えてください!


TOMOYA(Vo&Gt):IKKEは専門学校からの友達でバンドに誘ってくれたメンバーですね。年月が経つにつれて、ベースの弦がなぜか増えていきます(笑)。性格は、おおらかというか大雑把というか。好きなことにしか興味がないですね。俺が怒っても聞いていないです(笑)。そんなところが長所だったりもしますが…。バンドのお母さん的な存在でもあります。


ーー(笑)。ありがとうございます。続いては、お母さんのようなリーダーのIKKEさんからベースのMOCKさんのご紹介をお願いします。


IKKE(Ba):MOCKは何度か対バンはしていたのですが、ほぼ初対面からのスタートでしたね。今では一番相談しているかもしれない。うちのバンドでいうとお母さん的な役割です。


ーーみんなお母さん(笑)。


MOCK(Sax):ママ友バンド(笑)。


IKKE:バンドの事務的なことも二人でやっているので時に言い合いもしますが、一緒に音楽やっていきたいなと思える仲間です。


ーーMOCKさんの好きなところはどんなところでしょうか?


IKKE:生真面目ですね。だから放っておけないというか…。自分もなんですが、不器用なんですよね。それを良い方向になんとか持っていこうとしている感じがね。好きなの…。


一同:(爆笑)


MOCK:本当に“好き…”みたいになってきちゃったね(笑)。


ーーそんな愛の告白を受けたMOCKさんからドラムのSTEVEさんのご紹介をお願いします。


MOCK:STEVEは一言で言うと宇宙人ですね。突拍子もないことを言ってきたり。でもそれがキャラクターとして成り立っている。3月に加入したばかりなんですけど、ずっと一緒にやってきたメンバーみたいな安心感があります。ただ、たまに何を言っているか分からない(笑)。


STEVE(Dr):変わってる…?そうかな……?う〜ん。


MOCK:今、俺のターンだからさ(笑)。


ーーさて、では最後に宇宙人のようなSTEVEさんからヴォーカルのTOMOYAさんのご紹介をお願いいたします。


STEVE:本日、赤いキャップのTOMOYAさんはアイディアが豊富な方です!未知な可能性を秘めている影のリーダーですね。


TOMOYA:赤いキャップ…それ必要だったかな(笑)。お母さん2人と宇宙人と影のリーダーってすごいバンドだよね(笑)。


一同:(爆笑)


ーーそれぞれのご紹介ありがとうございました!みなさんにも伝わったと思います(笑)。

さて、続いて7月にリリースされた2nd Mini ALBUM「Recording Now!!!」について聞かせてください。すべて新曲、しかもライブハウスにオーディエンスを入れてのレコーディングというなかなか無い取り組みですが。


TOMOYA:そうですね。ライブハウスでレコーディングをするというのはなかなか無いですよね。名古屋と東京でやって7曲あって1曲に対して2回、計4回の中からいいものを選んだ感じですね。オーディエンスの声もすべて収録してあるので、臨場感が出ますよね。“ライブハウスで聴ける!”というのをコンセプトで作ったので、対バンのファンの方も楽しんでもらえたらいいですよね。


IKKE:ただなんとなくレコーディングするんじゃなくて、曲やタイトルの意味もオーディエンスに伝えた上でのレコーディングでした。「みんなが6人目のメンバーだよ」という意味を込めて。


MOKKU:俺らの売りってライブだと思うんですよね。なので、プロデューサーにこのアイディアを聞いた時に絶対やりたいと思いました。


ーー 一発録りということで緊張しませんでした?


IKKE:緊張はしましたね。僕らもだし、最初はオーディエンスも緊張していたと思います。失敗する怖さもあったのですが、それを飛び越えて楽しいというか。僕の場合は、その場のノリで考えたフレーズも入れたりして、そういう遊びってライブレコーディングでしかできないと思うんですよね。新しい挑戦というか、勉強になりましたね。


STEVE:通常の音楽制作って“作品を作っていく”というのが目的で、いいテイクが出るまで何度も撮り直して作り上げていくというものですよね。その概念がまったく違うところでの作品作りだったので、終わってみると反省点もありますが、自分自身とても楽しめました。


2nd Mini ALBUM「Recording Now!!!」トレーラー映像




ーー続いて、音楽プロモーション専門クラウドファンディング・サービス「muevo」にて“沖縄公演をしたい!”という募集をされています。このサービスを使うことになったキッカケを教えてください。


TOMOYA:クラウドファンディングは使ったことがなく、手探りではあるのですが、新しいことに挑戦するのは間違っていないし、ファンの方が喜んでくれる企画にしていきたいです。リターンもメンバーがちゃんと考えて決めています。ただ言葉選び、伝え方が難しいですよね。


IKKE:やはりバンドのカラーもあるので賛否はあるのですが、僕らを知ってもらう一つのキッカケになったら良いなと思っています。もっとたくさんの音楽ファンの方にバンドを知って貰いたいですし…。


ーークラウドファンディングって、“お金集め”というイメージを持たれがちですが、プロモーションだったり、リターンでのファンサービスがとても面白いと思っています。例えば、今回だったら「沖縄公演後のアフターパーティー」って、今後バンドでこのような企画ができるか分からないですよね。


IKKE:そうですよね。なかなかファンの方々とここまで密に交流する場がないと思いますし、今後、あるかどうかも分からないし、実現したら「ありがとう!」と直接伝えられますよね。ぜひ実現して一緒に楽しみたいですね。  


ーーありがとうございます! それでは最後にファンの皆さんと媒体をご覧のユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。


TOMOYA:俺らも言葉足らずで伝わっていない部分もあるかと思いますが、ファンのみなさんと距離を縮めたいという思い一心で活動しています。これからも応援よろしくお願いいたします。


MOKKU:TOMOYAが先ほど言っていたように伝わりにくい部分もあると思いますが、僕らの活動や企画に乗っかってもらった方には、絶対楽しめるようにしていきたいと思います!損はさせるつもりはありませんので、クラウドファンディングも音楽活動もよろしくお願いいたします。


IKKE:今回、クラウドファンディングに参加してくれた方にレアなCDをプレゼントしたり、いろいろなファンサービスを考えていますので、気軽に参加いただけたら嬉しいです。


STEVE:全力でぶつかっていくので全力で応援してください!


ーーFEELFLIPのみなさん、お忙しい中、ありがとうございました!

(取材&文 三木万也)


FEELFLIPのクラウドファンディングページはこちらをクリック→ https://www.muevo.jp/campaigns/1292


【FEELFLIP】

5ピースSkhaotic(SKA+chaotic)PUNKバンド。

従来のSKAPUNKのスタイルにこだわらずSKAをより超越したSkhaotic(SKA+chaoticの造語)を掲げ、重く歪んだギター、7弦ベースにバリトンサックスなどからなるテクニカルな楽曲は唯一無二の存在である。専門学校の音響コースで同級生だったTOMOYAとIKKEを中心に結成された。2004年の夏に湘南をドライブ中にスカパンクがしたくなったことがきっかけである。同10月26日に横浜B.B.STREETにて初ライブを開催した。当初バンド名はスケートボードのトリック "Heelflip" から来ていたのだが、ライブハウスに提出するエントリー用紙に間違えて "FEELFLIP" と記入して提出、以後そのままとなる。

攻撃的な楽曲と同様にライブパフォーマンスも "FEELFLIP" の武器の1つ。メンバー1人1人が無心となり繰り出されるライブは2度と同じものにはならない。

そのときの感情をむき出しにするFEELFLIPならではのパフォーマンスだ。


公式ホームページ http://www.feelflip.com/biography/