2008年結成、「ファンタジーな物語」を表現する5人組パフォーマンス集団、STARMARIE(スターマリー)。

メンバーは松崎博香、中根もにゃ、木下望、高森紫乃、渡辺楓の5人。その音楽はポップでシアトリカルで、多彩なボーカルワークとアンサンブルが混ざり合う壮大なサウンドとファンタジックな詞世界が「ストーリー」を作り出し、独創的なステージを描き上げてきた。

これまでに「カードファイト!ヴァンガードG」や「鬼斬」といったアニメ作品とのタイアップも果たし、一方で多くの劇場やライブハウス、中野サンプラザなど、様々なステージで公演を成功させて生粋のライブアーティストとしても話題を集めてきた。
その注目は国内にとどまらず、これまでに台湾や香港、台北、シンガポール、マニラ、ロサンゼルス、ニューヨーク、アトランタなど世界各地で計100回以上の海外公演を果たしてきた。


STARMARIEの活動の中でも特に高評価を集めているのが、毎回趣向をこらしたステージで魅せる”劇場型公演”だ。 



2019年8月11日にはその5回目となる「FANTASY CIRCUS 第五幕 ~化けビトたちの音楽会~」を開催。その模様がキャリア初のBlu-ray作品としてリリースされることが発表された。 

本記事の筆者も、当日ヒューリックホールへ行った「化けビト」のうちの一人である。


この公演のコンセプトにあるのは「音を出すことを禁じられた世界」。
そこで音を奏でる化けビトたちが、音楽を嫌う”ヤツら”に見つからないようステージを作り上げていく。


公演名を冠した楽曲「化けビトたちの音楽会」でライブはスタートした。
サビの一節である“この世界にバイバイ”というフレーズは、衣装、ステージング、メロディ、全てにマッチし、異世界の始まりを想起させた。




MCもなく進んでいくライブ。普通のステージであれば考えられない構成だろう。 

しかし、その舞台はクラシックのコンサートのように壮大で、悲劇的なオペラのようにドラマチックでもある。
音楽ライブ、演劇、映画などあらゆるエンタメの要素を感じさせる90分間は、息を飲む間もなく進んでいった。


STARMARIEのステージングの特徴の一つに、特徴的なダンスが挙げられる。 

今回は特に“化けビト”というテーマがあるからなのか、そのダンスも奇怪なものが多かった。アイドルが踊るとは思えないような奇怪なダンスを踊りこなすメンバーは、不思議な魅力を発していた。


もちろん、本公演の魅力はダンスだけではない。 

ライブ終盤、とどめを刺すようなバラードがあった、M15「きこえない」である。
序盤から感情を揺さぶる公演のなかで感情移入してきた我々は、この一曲に惹きこまれていった。筆者の隣に座っていた若い女性の観客は、曲が終わる頃、涙を流していた。
現在、YouTubeにてその「きこえない」の公演の様子がBlu-rayの発売に先立って公開されている。




他の楽曲も併せて、ひとつのストーリー、世界を作り上げて多くの観客を魅了した「化けビトたちの音楽会」。 

ライブ終盤、ラストシーンは衝撃だった。
音楽を奏でることが「命懸け」である世界だからこそ、そのライブには鬼気迫る迫力や高揚感が生まれていた。


良い意味で一筋縄ではいかない<化けビトたちの音楽会>という作品。 

一度観たら、きっと考察や感想を誰かに話したくなるようなライブであることは間違いないと思う。
その全てを体感するためにも、当日「化けビト」として公演を観た人はもちろん、様々な事由で足を運べなかったという人も、ぜひ今回リリースされるBlu-rayを手に入れて鑑賞してほしい。


2019年9月16日から開始のBlu-rayの先行予約キャンペーンでは、ライブ当日の裏側やオフショットなどのコンテンツを見ることができるほか、特典として試写会イベントなどを選択することもできる。 

今回のBlu-rayを最速で予約できるチャンスとして、必見だ。


https://www.muevo.jp/campaigns/2146

※先行予約期間 9月16日(月)21時〜9月30日(月)いっぱいまで。


ますます進化を遂げて独自の世界観を見せるSTARMARIE。 

今後のエンターテインメントシーン、ポップカルチャーシーンをけん引するパフォーマンス集団として、さらなる活躍に期待が高まる。
その最新の表現を鮮やかに記録した映像作品として、今回のBlu-rayに注目してみてほしい。
【公式HP】http://starmarie.com/
【Twitter】https://twitter.com/Starmarie19