つい最近友人から聞いた出来事です。


ストーカーが付いてるメンバーは後々面倒な事になるから要らない!」





私の友人のバンドが、事務所と契約する時に言われた言葉です。



そのメンバーはイケメンでかなり良かったようですが、イケメン過ぎたのでしょう…熱狂的なファンが付いてしまい、その結果バンドから外されてしまいました。



 



今の時代、音楽は商業です。売れる音楽、売れる人間じゃないと事務所は契約しないし、それ以外は必要ありません。


ファンが付く事はバンドとして非常に大切な事ですが、悪質なファンはバンドをダメにします。


ダメになればそれまで先行投資した事務所としては赤字です。



危険因子は先に取り除いておく…会社としての判断は間違っていないとは思いますが、アーティスト側からすると残念な話ですよね。



では、もしあなたのバンドメンバーが一人だけ外される事になったらどうしますか?



 



【UVERworldもサックスがメンバー外されている】



UVERworldのサックスの誠果さんもメジャー契約する時にサックスは必要ないという事で契約はしていないようですね。


表立ってはしていない、という事だと思いますが、コレが現実か…というような話です。



それでもずっと繋がっていて裏では一緒にやっていたようなので、UVERworldは素晴らしい人間関係だなと思います。



では、もしこれが自分のバンドだったら…と考えるとどうでしょうか?


「こいつと一緒じゃないなら契約しない。」「自分だけでもメジャーにいく!」


色んな意見が出ると思います。



音楽でメシを食って行くという夢を共有したい気持ちや、メンバーを大切にしたいという気持ちもわかります。正直、正解なんてわかりません。



ですが、現実問題あり得る話です。



バンドは音楽だけでなくビジュアルも大切です。ビジュアルがないとメディアを通した時に良くないですし、非常に大切な要素だと思います。


イケメン過ぎてファンが異常…。不細工過ぎて画が悪い…。メンバーにその楽器いる?!…。


など、どれも外される要因にはなり得る問題です。



ゼロからバンドを組むなら、その辺りも考えてメンバー選びをした方がいいですし、バンド活動をしているなら、自分は一人でも売れたいのか、あくまで今のメンバーで売れたいのかを考えておくといいかもしれません。


ネガティブな考えではなく、現実と闘うためには必要な事です。



Mr.ChildrenBUMP OF CHIKEN も、クビになりそうだったメンバーをつなぎ止めて今も活躍しているバンドですよね。


桜井さんや藤原さんはそうとうな実力者だと思いますし、人間的にも素晴らしいですね。



バンド内で自分が引っ張る立場なら、他のメンバーの人生も背負っているくらいに思った方がいいでしょうし、ついていく立場なら、サポートしないといけないです。何もなくただいるだけなら最悪、外されても仕方がないでしょう。



バンドでの役割、音楽での役割がプロには必要ですから、自分しか出来ない事を見つけたいところですね。





私の友人が言っていたバンドはメンバーを入れ替えたようです。


それも一つの答えで、正しいと思います。


自分の人生、自分が思い描くように生きていく事は難しいですし、チャンスは一瞬です。しっかり掴んだものが勝ちですねよ。



 



・・・ちなみに、入れ替わりで入ったメンバーは私の友人でした(笑)


諦めずに音楽を続けていたので、ココでチャンスを掴んだんだと思います。



 



【最後に】





音楽的な話ではなく、商業的、人間関係の泥臭い部分を書きましたが、どうしても避けては通れない問題です。


何事もなくうまくいけばいいですが、そんなバンドばかりではないですからね…。



違う人間同士が一つの夢に向かって行動する事は難しいですが、最高に楽しい事でもあります。


今のうちに出来る事はやっていきましょう!