ハスキーでハイトーン、その中に針金のような芯を感じる歌声。
vo.gt大濱が率いるバンド、ウルトラタワーが現在、日本のロックシーンで完全にきている。
楽曲の良さは勿論、歌い上げるヴォーカルに絡みつく平柿のベースと竹内のドラム。そして色気のある寺内のギターが楽曲に彩りを与えている。
先ずは一曲聴いてもらおう
「希望の歌」
爽やかになバンド演奏風景から始まるが、曲が始まった瞬間その柔らかな雰囲気は大濱の声により一気に払拭される。
サビのどこまでも駆け上がるようなメロディーは聴く人の心に羽を植え付け、どこまでも羽ばたけるような感覚を与えてくれる。
耳の奥に届くような歌声が、美しいメロディーラインを辿ると此処まで心地よくなるものなのか。
ボブディランの法則とでも言うのだろうか。
これは狙ってできることではない。
才能と素材となる歌声が揃わないと出来ない至極のコンビネーションだ。
この「希望の歌」は人気料理アニメ食戟のソーマの主題歌にも選ばれ、アニメを好んで見る小中学生の間でもフツフツと人気が高まっている。
アニメの映像と照らし合わせながら聞くと不思議とマッチして映像と音楽を引き立て合うのがアートの不思議な部分だ。
激しい曲を聴いた後にコチラを聴いていただこう。
「春に残る雪」
希望の歌とは真逆のバラード。
楽曲はJ-POPだが大濱が歌うとそれがロックバラッドに変換されてしてしまうのがウルトラタワーのマジックだ。
また、自身の心境を溶け残った日影の雪に例えるところもGt寺内の作詞家としてのセンスも評価すべきポイントである。
「春の雪のようだね、今の僕はまるで あたたかな日差しに目を反らす 今日もあの日のまま…」
この一節はメロディーと合わせて聞くと聴者も心が自然と揺さぶられるはずだ。
むせび泣くような大濱の歌声は他人の涙腺を刺激し、いつの間にか涙が溢れているのは筆者だけだろうか。
「RUBY SPARKS」
この様なアップテンポの曲がウルトラタワーの持ち味と言えるかもしれない。
疾走感のある8ビートのロックチューン。
バラードも良いが大濱の歌声にはこのような軽快なサウンド・リズムの曲が映える。
映像と合わせて聴くとがむしゃらに生きていた10代の記憶が頭をよぎる。
筆者のような30代の心を掴む1曲なのかもしれない。
そんなウルトラタワーは来る6月8日に下北沢CLUB Queでライブを行う予定だ!
Queということで至近距離からの観戦が可能となる。
気になる方は行かないと損するハメになるぞ!!
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◆6月8日(水)下北沢CLUB Que
"シンガロンパレードpresents「盗難“記念”ワンマンプレ企画!」
~BGMツアーセミファイナル~"
シンガロンパレード/サクラメリーメン/and more
OPEN 18:00/START 18:30
ADV.¥2,500/DOOR.¥3,000 [1D別]
Lコード76794 e+