sae 共感力の高い歌詞を愛しさにあふれる声で表現するシンガーソングライター

1998年生まれ、21歳のギター弾き語りシンガーソングライター、sae。

伝わりやすいストレートな歌詞に、愛らしい歌声は、日本の女性シンガーソングライターのハイブリッド型だといえる。

ギターを始めたのは高校1年生のころ。音楽の授業で初めて触ったのをきっかけに、先生につきっきりで教えてもらったという。そんな手探り状態で始まった彼女の音楽だが、2018年10月、タワーレコード渋谷店タワクルコーナーにて1st Album「Bloom」を販売するという形で実を結ぶ。アルバムは5週連続で売り上げランキング1位を獲得し、同年12月にはロングセラー記念インストアライブも開催。さらに翌2019年3月にはタワーレコード渋谷店限定CD「キミがいたから。」を発売。11月4日、渋谷eggmanで開かれたレコ発ワンマンライブは、チケットソールドアウトの満員御礼で終えた。

11月4日には初の全国流通シングル「Strawberry」をリリースするなど、今勢いに乗っているアーティストだ。

・sae – Single「Strawberry」全曲トレーラー映像

2019年11月4日発売のシングル「Strawberry」に収録されている3つの楽曲「Strawberry」「わがまま」「コイハナビ」のトレーラー映像だ。

ポップな曲調を、持ち前の女性らしい可愛さをより強く押し出したような歌声でうたう「Strawberry」。テーマは片思いでありながら曲調や歌声が愛くるしい分、前向きさを感じさせるのが特徴だ。

切なさを帯びたやや太めの歌声で彩られる「わがまま」は失恋をテーマにした楽曲。「コイハナビ」は「ラーラーラーラーララー」というメロディーがシンガロングでライブ映えすること間違いなしの一曲だ。どれも違った魅力があるが、すべてに共通して言えるのはメロディーがキャッチーであること。トリプルA面シングルといわれてもまったく違和感のないシングルだ。

・sae – あなたへ。

雰囲気のあるアルペジオが切ない雰囲気を作り上げ、そこに息の余白を多めに感じるsaeの歌声が乗ることで、より一層切なさを煽る。そんなこの楽曲のテーマは遠距離恋愛だ。

「ごめん今日はライブだったって、私が寝落ちしちゃう時もあったよね」「SNSで見るカップルたち、羨ましいなぁなんて思っていないよ？」と歌う歌詞は実にリアルで、共感を抱かせる。

テーマが遠距離恋愛でありながら、やりきれなさや辛さを強く感じる雰囲気ではなく、切ないながらも前向きな雰囲気の曲になっているのは、やはりメロディーがキャッチーで、音運びが美しいからだろう。

・sae – がんばって

ギタースキルを感じるフィンガーピッキングのバッキングが印象的な一曲。ややくぐもった印象のあるギターの音に、リバービーな歌声が醸し出す宅録感は、「頑張って夢をつかみにいくんだ」「前向いてずっと走り続けていればきっと光は見えるよ」という等身大の歌詞をよりまっすぐに届きやすくしている。

キラキラした装飾がいろいろ入るような楽曲もsaeの歌声にはマッチする。しかしこの曲のような歌とギターだけというシンプルな構成の音楽とも、実に親和性が高いことを感じさせる。そんな親和性の高さがこの楽曲を、気が付けば心にすっと入り込んでくるような雰囲気のある一曲に仕上げている。

ライブも頻繁に行っているsae。12月には大晦日にもライブに参加するなど、精力的だ。

さらにSNSでは毎日カバー動画をあげたり生配信を行ったりしている。オリジナル楽曲も出色の出来であることは間違いないが、カバー動画にはカバー動画の魅力がある。原曲の歌声と比較することができる分、歌声の魅力に気が付きやすいのはむしろカバー動画かもしれない。そんなカバー動画をあげているTwitterなどは要チェックだ。

【YouTube】http://www.youtube.com/user/fairieslovesae/featured?sub_confirmation=1

【Twitter】https://mobile.twitter.com/saeee_0826

【Instagram】https://www.instagram.com/sae0826/?hl=ja

【TikTok】https://www.tiktok.com/@sae_0826?langCountry=ja

【リリース情報】

＜CD＞