一度聞いたら忘れないような特徴的な声の持ち主、むらこ。
古くは戸川純や若かりし日の中島みゆきに見られたような、どことなく粘度の高さを感じる歌声は、意図的にそうしているわけではなく元々そうした声質だという。そんな独特な声で、昭和歌謡の雰囲気をまとった音楽を奏でるのが、むらこの音楽的な特徴だ。
背景には、昭和レトロなサブカルチャーが好きだったという元々の趣味が関係している。曲をすべて自分で作っているという分、趣味がダイレクトに反映されているといえるだろう。
小さいころから母親の影響もあり音楽には触れていたが、本格的に楽器をやり始めたのは中学生のころ。その後バンドも経験としたというが、最終的にはアコースティックギターの弾き語りというスタイルに落ち着いた。昭和レトロを感じる楽曲と、彼女のアコギの音色は実に親和性が高く、このスタイルに落ち着いたというのも納得できる話だ。
端正なルックスで、アイドルといわれればアイドルのようにも見えるむらこ。ただ歌う表情や歌声はアーティストそのもので、シンガーソングライターといわれればシンガーソングライターだ。そんなジャンルレスな雰囲気も彼女の魅力の一つ。
・ LIVEダイジェスト in HAL=tonny ガールズコレクションvol.20(2019.5.24 赤坂CLUB TENJIKU)
2019年5月24日に赤坂はCLUB TENJIKUにて行われたライブイベント、「HAL=tonny ガールズコレクション」におけるライブ映像だ。
昭和レトロを感じるような赤を基調とした印象に身を包み、アコギ一本で弾き語る。ライブでの生歌であっても、独特な粘り気のある歌声には変わりがない。ただ改めて生歌の声を聞くと、ファルセットの綺麗さにも驚かされる。裏返るように移行するファルセットは、透き通っていて伸びやかだ。歌声の特徴的度合いに引っ張られてしまいがちだが、実に歌唱力が高いことを気づかさせられる。
・-むらこ誕生日前夜祭-2019『ちゅるりらら』ダイジェスト
2019年7月6日に、新宿カールモールにて行われた-むらこ誕生日前夜祭-2019「ちゅるりらら」のダイジェスト映像。先のライブ映像と比べると、観客との距離の近さがより感じられるライブとなっている。笑顔でにこやかに話すMCからは、普段のパフォーマンス時と違い人間身が感じられる。
一転ライブが始まると、感情を表現するように表情豊かに歌い上げる。その様はまさに憑依型だといえるだろう。そんな様々な魅力を見ることができるライブ映像だ。
ひとクセある特徴的な歌声であることは確かながら、歌唱力自体は高いといえるむらこ。粘度の高い歌声も、ハマる人には間違いなくハマる。最初のうちは拒否反応を示しても、何度か聴いているうちにだんだんとはまってくるような人もいるだろう。そんな不思議な中毒性を持ったアーティストだ。
ダイジェスト映像からも分かる通り、そんな彼女の魅力はライブにある。表情、そしてキャラクター豊かに歌いあげたったり喋ったりするさまを是非体感してほしい。まずはTwitter
等を中心に、情報を追いかけていこう。
【公式HP】 https://www.murako.net/
【Twitter】 https://twitter.com/Rimngo070707?s=20
【リリース情報】
2st Single 「あくまEP(いいぴい)」 2019年7月6日発売
1 悪魔の子供たち
2 空へのパレード
3 いやいやちゃん
¥1,000(税込)
※送料自己負担で、配送による販売も行っております。
ご希望の方はご連絡ください。
【ライブ情報】
2020/ 01/24(金)@経堂 浜焼太郎
久米川 太陽と月灯りpre.「Jimoto journey」