ボカロPとして活動中の音楽家、てとら。
高校二年生の時、クラスメイトに突然軽音部に誘われ、勢いでギターを購入。軽音部では「KANA-BOON」や「BUMP OF CHICKEN」を演っていたが、コピーバンドではいまいち気持ちが盛り上がらず、作曲意欲だけが湧きすぐに幽霊部員になる。そんなタイミングで米津玄師(ハチ)に出会い、ボーカロイドを知る。
2018年2月よりボーカロイドを使用した音楽活動を開始。
翌2019年11月には1stアルバム「factor」を発売。オルタナティブなロックサウンドをベースに、ネオソウルのような深みのある楽曲まで全11曲を響かせた。
グッズのデザインも自身で手掛けるなど、その活動の幅は広い。これからが楽しみなアーティストであることは間違いない。
・てとら MV 「ジャンク feat.flower」
1stアルバム「factor」の2曲目に収録されている楽曲がこの「ジャンク feat.flower」だ。
この楽曲は、踊れるロックサウンドで覆われている1曲。聴いていると思わず身体を揺らしてしまいたくなるような跳ね感のあるギターリフは、多くの人を一聴で引き付けるだろう。1サビ終わりのハンドクラップやギターソロ前のコミカルな「ピンッ」という音など、随所に気持ちをぐっと持ち上げるようなギミックも聞けて、終始楽曲に引き込まれたまま3分20秒超が過ぎていく。
またメロディーが極めてポップなのもこの楽曲の特徴。ジャパニーズロックシーンと共鳴するようなポップでキャッチーなメロディーは思わず歌いたくなるような仕上がり。
ギターリフなどのバンドサウンドを聴き込みたい人にも、シンプルに歌を歌いたい人にもおすすめできる、惹きつける部位の多い1曲だといえるだろう。
・てとら 「夜明けのエレジー」 feat.flower
同じく1stミニアルバム「factor」に収録されている1曲。
この楽曲はオルタナティブロックサウンドにHIPHOP的な要素をプラスした、ミクスチャー感のある楽曲だといえる。Aメロのビート感はHIPHOP的だが、Bメロからサビまでの持っていき方はオルタナティブロック色が強い。そしてサビにはその両方をうまく混ぜ合わせたような、気持ちの良いグルーヴ感とロック的な前進力がある。行間があって感情が乗ったそんなサウンドは、センシティブな詩の世界観とも相性抜群だ。
やはりメロディーのキャッチーさも抜群で、特に≪こんな思いが溢れたって 涙で擦れてたって 街を背に照らすは 絢爛な東京ネオンライト≫と歌うサビのメロディーラインは秀逸。
“東京ネオンライト”の音のハメ方にはもはや気持ち良さすら感じられるだろう。
今後については「楽曲の投稿をスパン短めに行っていく」と話してくれた。
今はまだYouTube上で聴くことができる楽曲はそこまで多くないが、これからどんどん増えていくことが予想できる。次の投稿を楽しみに待ちながら、まずは1stアルバムを聴き込んでいくと良いだろう。
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