ラウドポップガールズユニット、Tokyo Rockets。
メンバーは、ラストアイドルのメンバーを兼任する「朝日花奈」と、「坂本実紅」「浅利桃子」「植松咲衣」「白石彩妃」という5名で構成されている。
ラウドポップガールズユニットといううたい文句の通り、ラウドでポップな雰囲気の楽曲が多いのが彼女たちの特徴だ。ハードロックやミクスチャーバンドのようなハードなディストーションの効いたギターや激しいバンドサウンドの上で、ポップなメロディーを歌い上げる。楽曲同様ライブでもそんな相反する雰囲気は共存し、清楚さと過激さを背中合わせに繰り広げられるステージパフォーマンスは必見だ。
2019年6月以降は「まけんグミ」(杉本屋製菓)のサポートを受けて毎月定期公演を継続中。さらには舞台や映画と、音楽以外のシーンにも活躍の幅を広げている。
そんな彼女たちが2020年4月、ROCKET BEATS(販売元ユニバーサルミュージック)からニューシングルをリリース。カップリングでは5名のメンバーがそれぞれ新人各2名、合計10名とタッグを組み、自らプロデュースした楽曲を収録する。
今、どんどん注目度を高めている存在だ。
・Tokyo Rockets – アオゾラブルー
クラシカルなムードで始まりを迎えるこの楽曲は、もの悲しい雰囲気のメロディーが特徴的。タイトルから連想されるようなアイドル然とした元気で明るい雰囲気は薄く、どちらかといえばクールでかっこいい曲調だ。
序盤はもの悲しいクールな雰囲気で走り、サビになったらぐっと明るいムードで覆われるという楽曲も散見されるが、この楽曲はサビに入ってもその雰囲気を崩さない。ギターソロもどことなくもの悲しい響きを奏でるクラシックギターで奏でられているから、徹底的だ。
・Tokyo Rockets – SAKURA PROMISE
2019年5月8日に発売されたシングル。
「アオゾラブルー」と比べるとより明るい雰囲気の楽曲となっており、特にサビの開放感は抜群だ。バックを彩る歪んだバンドサウンドも楽曲に勢いをもたらしているといえるだろう。
しかし歌われているのは、センチメンタルなテーマ。「SAKURA PROMISE」というタイトルからも連想されるが、テーマとなっているのは「別れ」だ。友との別れにおいて、「また逢おう それが僕らの約束」と歌っている。
明るい雰囲気のメロディーやバッキングの中でそんなテーマを歌うから、逆にすごく切ない気持ちにさせられる。
・Tokyo Rockets LIVE
ステージパフォーマンスに定評があるTokyo Rockets。そんなTokyo Rocketsのライブをまとめた映像だ。
1曲目ではロックバンドのようなキレで手を振り上げたかと思えば、2曲目ではアイドル然としたかわいらしい振りのダンスを披露する。もちろんそのままかわいらしいだけで終わることはなく、同曲の中で今度はタオルを振り回したりもする。全体を通してファンが熱狂する様子も確認できる等、注目度の高さを再確認させられる映像だ。
アイドルのライブパフォーマンスでは、踊りながらのパフォーマンスとなる分、声量が足りなくなっている様子が見られることも多いが、彼女たちは踊りながらも抜群の声量で歌ったり煽ったりができている。それもまた、ステージパフォーマンスへの評価に繋がっているといえるだろう。
元々定評のあったステージパフォーマンスは、日に日に研ぎ澄まされていく。そしてそんな中ニューシングルのカップリングで、各メンバーがプロデュースした新人2名との楽曲を収録するというチャレンジも行う。
成長を止めないTokyo Rocketsから、今後も目が離せない。
【HP】
【Twitter】
【ライブ情報】
・1月26日(日)
Party Rockets GT&Tokyo Rockets〜ラストツーマンLIVE〜
代々木Zher the ZOO
OP11:00 / ST11:30
予約2500 / 当日¥ 3000 (1D別
・毎月定期公演「#ギブミーオーツー」を実施中
【リリース丈夫尾】
2020年4月ニューシングルリリース
タイトル「未定」
-収録曲-
1.リードトラック
2.共通カップリング
3.各メンバープロデュースの楽曲(TypeA,B,C,D,E)