1996年生まれの女性シンガーソングライター、太田ひな。
幼少期よりピアノに触れ、15歳の時に作曲を開始。2015年よりライブ活動をスタートし、現在も都内近郊のライブハウスを中心に活動している。
ライブはドラム、ベース、ラップトップなどを入れたバンド編成、ピアノ弾き語りのソロ編成、ソロ~少人数のラップトップミュージック編成など、様々な編成で行なっている。
その歌声の大きな特徴は、力強さと柔らかさが共存している点にある。透明度の高いシルクのような質感のトーンでもありながら、その中に芯の強さも感じられる独特の歌声は唯一無二。一聴して引き込まれる歌声を放つ、稀有なシンガーだ。
2019年1月には初のフルアルバム「Between The Sheets」をリリースし、12月にはEP「Alphaville」をリリース。さらにこの2020年10月にもEPをリリース予定となっている。
・太田ひな quintet - ダイニングルーム - NEPO Session
2020年5月30日に行われた5人編成バンド「太田ひな quintet」のセッション映像。演奏されているのは10月リリース予定のEP「I noticed」にも収録される楽曲「ダイニングルーム」。
まず鍵盤と歌声によって一瞬で空間を支配し、楽曲の世界観の中に聴くものを引き付けていく。美して柔らかく、どこかチル感のあるサウンド世界が心地よい。そのままの雰囲気で進んでいくかと思いきや、次第にノイズを散りばめたり、ブリブリのベースが入ってきたりと、楽曲は変化していく。しかしそれがまた芸術的に響いてきて、より楽曲の世界観に引き込まれていくのだ。
「ダイニング」という家庭的なワードを歌っているにも関わらず、何故か非日常に連れていかれる。そんな1曲・パフォーマンスだといえるだろう。
・太田ひな – Romance
2019年1月リリースの1stアルバム「Between The Sheets」に収録されている楽曲「Romance」。
決してテンポ感の早い楽曲ではないが、なぜ踊れる雰囲気のある不思議な1曲。電子的でもあり、どこかトライバルでもあるビートが全体をダンサブルなムードにしているのだろう。存在感抜群の唯一無二の歌声で作り上げる無駄のない美しい世界観を、そんな風に独特のダンスミュージックに仕上げているので、思わず夢の中で踊っているようなシーンを想像してしまう。
そんなオリジナルな音楽でありながらも、きっと多くの人が「かっこいい」と思えるであろうクオリティの高さもキープしているところには脱帽せざるを得ない。
・太田ひな - magic hour
2019年12月リリースのEP「Alphaville」に収録されている楽曲「magic hour」。
ドリーミーでメロウな居心地の良いサウンド世界を描く。キャッチーなメロディーとそんなサウンド世界のちょっとしたギャップも面白く、歌詞に出てくる≪美しい映画みたいな 光差すワンシーン≫という言葉同様に、まるでミニシアター系の隠れた名作映画でも見ているかのような気分で聴くことができる。
大きな事件が起こるわけでもなく、淡々と流れていく日々。そんな日々でもきっとこの楽曲とともに過ごしていけば、映画のワンシーンのように思えてくるはずだ。そしてそれがきっと誰かの日常を救ってくれる。
唯一無二の存在感を放つ歌声を持ち、サウンドの世界観も独特。それでいて間違いなくクオリティは高いのだから、注目しない手はない。
彼女がこれから先どんな音を鳴らしていくのか、そしてどんな存在になっていくのか、是非注目してみていただきたい。
【HP】
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【Instagram】
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【ライブ情報】
2020/10/29 (Thu)
@吉祥寺NEPO
OPEN/START 19:00/19:30
AVD/DOOR ¥2,500/¥2,700
配信ライブチケット¥1,000
ACT:太田ひなquartet / Sheeplore