ギタリスト・シンガーソングライター、山田元気。

先天性四肢障害で、右手指がほとんどない状態で生まれる。小学生の頃に父親からギターを習い始め、高校2年生から“日本のウェスモンゴメリー”と言われる宮之上貴昭さんが開いている宮之上道場に入門し、ジャズを勉強。その成果として高校3年生の時、2016年に開かれた『Gibson jazz guitar コンテスト』で準優勝を獲得。また同年、世界的に有名なギターリスト・ロベンフォードともセッションを果たす。

高校卒業後はジャズを中心に、プロのシンガーソングライターを目指し始める。2017年『サンプラザ中野くん主催音街かしわ・音街っく天国』優勝。2019年『NSGチャレンジャーズライブ』優勝。同年、『音街っく天国グランドチャンピオン大会』優勝と、その音楽への評価も高い。

日々自分の音楽・世界観を探求中の22歳。




・山田元気 Solo Live 2020、8/20 柏Studio Wuu 




8月に柏は『Studio Wuu』にて行われたソロライブの映像。「現在は一人で弾き語りとしてライブをしている」という、今の彼のパフォーマンスを確認することが可能だ。 

温かみのあるギターサウンドと切ないメロディーラインに乗せて深みのある歌唱を聞かせる『STUPID MOUTH』。軽快なサウンドとジャジーなギターソロが心地よい『HEART STATION』。自粛期間中に制作したという楽曲『忙しないセレナーデ』では古き良きロックンロールの匂いを醸し出し、『SUPERSTITION』ではそれをより濃くして放つ。

ギターのスキルが高いのはもちろんのこと、一人でも音の厚みは抜群で、グルーヴ感も満載。歌声にも表情が感じられる。

この映像からでも、彼が見応えのあるライブを行うアーティストだということが分かるだろう。




・♪2018 2/16 Days of Wine And Roses♪(酒とバラの日々)  Yamada Genki 山田元気 




2018年に行われたライブからの楽曲『Days of Wine And Roses♪(酒とバラの日々)』のパフォーマンス映像。 

「jazzも勉強しているためライブでは幅の広い音楽を届けたい」という思いがあり、ライブの時は必ずジャズスタンダードを演奏するという彼。この楽曲もジャズスタンダードをギターインストにアレンジした楽曲となっている。

ジャジーでじんわりと染み渡ってきながらも、ノリの良さもあって軽やかにも聴けるこのバージョン。左手の運指は美しく、右手のキレも抜群。音だけではなく視覚的にもこの演奏、ひいてはジャズの良さを堪能することが出来るだろう。




・【結果発表】第2回おしゃれペンタ選手権のグランプリを発表します! 




ギター講師・ソエジマトシキ氏が開いた“おしゃれペンタ選手権”。こちらはその結果報告動画。 

山田はその中で、歌心がありながらもジャジーかつブルージーに響かせるソロを披露し、300名近くのギターリストが応募した中からグランプリを獲得。

その演奏は「指一本での演奏もハンデになっていることはなく、ウェスモンゴメリー並みのスピード感のあるオクターブ奏法やチョップ奏法を奏でるなど、個性を発揮している」と称され、「根底にジャズが香りながらも、まったく予想がつかないギタースタイル」と高い評価を受けた。「新しいギターヒーロー」という言葉までもらっている。

同じギターリスト目線でも質の高いプレーをしているのだということが分かるだろう。



「ソロも精力的に活動していきながら、バンドメンバーも探している」と、これからの活動にも高い熱量をもっている彼。 

確かなスキルがあることは間違いなく、今後バンドでもソロでも、よりメジャーな存在になっていく可能性も十分だ。是非今のうちにチェックしておいていただきたいミュージシャンの一人。




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【YouTube】

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