大阪発のツインギターボーカルバンド、レベル27。
メンバーは、Vo./Gt.「奥田大地」、Vo./Gt.「オオタ13月」、Gt.「アーサー」、Dr.「アトモスフィア大西」という4名構成。
2016年7月に「ロックスターがその生涯を終える」といわれている「27歳」になる年のメンバーで結成。その後幾度かのメンバーチェンジを経て2019年11月より現体制に。翌2020年1月には新体制初となるCD「セントポーリアの育て方/終わらせたって構わないと笑った君へ」をTOWER RECORDS梅田大阪マルビル店限定でリリースするなど精力的に活動中だ。
レベル27というバンドの大きな特徴は、トリプルギター・ツインギターボーカルが奏でる音のコントラストにある。3つのギターは丸い音から芳醇な広がりのある音、突き刺さるような鋭利な音など様々な質の音を隈なく鳴らす。2つのボーカルは中性的で個性ある歌声、色気のある描写力の高い歌声と、それぞれの音のコントラストが高いのだ。
そんなレベル27は、ただのギターロックバンドとは一味違う、個性あるギターロックをかき鳴らすロックバンドだ。
・レベル27「セントポーリアの育て方」official MV
高い疾走感の元にかき鳴らされる一つのギター。そこに厚みを加えるとドラムともう1本のギター。そしてそんなサウンドの上でキレのあるメロディックなフレーズを鳴らす3本目のギターと、冒頭のアンサンブルからしてレベル27というバンドの特徴がビシビシと伝わってくるこの楽曲。2020年1月にリリースされた両A面「セントポーリアの育て方/終わらせたって構わないと笑った君へ」の表題曲だ。
蛍光灯の下でも綺麗な花を咲かせる植物、セントポーリア。そんなセントポーリアと日向で咲けない主人公をリンクさせた歌詞は実に映像的。自然と目の前に二人の登場人物の姿が浮かび上がってくるような、描写力の高い歌詞も魅力的な1曲となっている。
・レベル27「終わらせたって構わないと笑った君へ」official MV
同じくこの1月にリリースされた両A面「セントポーリアの育て方/終わらせたって構わないと笑った君へ」の、もう一つの表題曲。
「終わらせたって構わないと笑った君へ」という楽曲は、とにかくメロディーが美しい楽曲。サビのメロディーに誰もが歌いたくなるような吸引力があるのはもちろん、切なさや無常感なども内包したようなトーンで歌うAメロや、ツインボーカルのコントラストに一気に引き付けられるBメロなど、どこをとってもハートフルなメロディーを奏でている。
もっと言えばギターリフすらも歌っているようなメロディック加減で、聴いていると頭の中がグッドメロディーで溢れていく。素敵なメロディーにおぼれたい人におすすめしたい1曲だ。
質の高い音楽を鳴らすというだけではなく、そこに他のバンドにはないような個性を携えているバンド、レベル27。耳の早いリスナーにはすでに高く評価されてきているが、もっと幅広く評価されてもいいバンドであることは間違いない。
今のうちにしっかりと聞き込んでおけば、いずれ鼻高々になれる可能性もあるだろう。
【HP】
【Twitter】
https://twitter.com/level27official?s=20
【MV再生リスト】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLRFZV3PkG9OBfdxDT4f7ylgNCe5yVPCMN
【リリース情報】
・11/17(火)よりApple Music、Spotifyなどの各種配信サイトにて
「ぼくらなら」
「終わらせたって構わないと笑った君へ」
「オーディション」
の3曲が配信開始!
更に毎月27日に同じく各種配信サイトに1曲ずつ追加予定。
11/27(金)は「ミサイルのゆくえ」が追加。
【ライブ情報】
11/24(火)大阪心斎橋JANUS
szsy presents「在るべき邂逅」
12/4(金)大阪阿倍野ROCK TOWN
レベル27×声にならないよ 2MAN LIVE「もう12月ですね」
12/20(日)福島郡山PEAK ACTION
「しかねこまつり」