新しい年のスタートというのは、それを区切りとして心機一転、何か新しいことにチャレンジするのにうってつけの時期です。


そして、それは世の中の人もそうですし、音楽活動を行うミュージシャンにとってもそうです。


この記事では、新年の最初にミュージシャンとして実践したいことを紹介します。




 


一年の目標設定




「一年の計は元旦にあり」という言葉が象徴するように、新年の最初というのは何か目標を定めるのにうってつけの時期です。


なので、個人的な目標とは別に、ミュージシャンとしての目標を設定するようにしましょう。目標は普通にやっていればできるよりもちょっとだけハードルの高いものに設定するのがいいとされています。そして、目標を設定してしまえば、それに向かって猪突猛進すればいいので、「えいっ」と力強く設定してしまいましょう。もちろん、「ライブ終わりに3人から話しかけてもらえるようになる」といった些細なことでも構いません。でも、どうせなら「一年以内にフルアルバムをリリースする」なんて大きな目標はどうでしょうか。


 最近の心理学の研究では、目標は人に言わない方が達成しやすいなんて話もありますが、ここは臨機応変に考えて、世の中に発表した方がいいものは発表しちゃいましょう。たとえば、音源をリリースする!のような、リスナーに対してアピールになるような目標はどんどん発信していきましょう。発信することで、絶対に嘘はつけないぞ!というプレッシャーもかかって、実現の可能性が高くなるように思います。




 


新しいウェブツールを導入する




やはり、ミュージシャンとして活動していくためにはウェブツールを使いこなすことが重要です。新年の始まりは、今まで使っていなかったウェブツールを導入するにももってこいの季節です。


日本で音楽活動をする中でTwitterは欠かせないツールだと思うので、もしアカウントを持っていない人はこの文章をここで読むのをやめてアカウントを作りにいってください。なにも出かけなくても、インターネットさえあればつくれます。


あとは、あまり音楽活動には使われていないけど何かと便利なFacebook、音源を公開するのにぴったりなbandcamp、ライブ動画なんかもアップできるYouTubeチャンネル、日常の写真をアップしたり宣伝に使えるInstagram、オフィシャルサイトの代わりにもなるTumblr、グッズ販売をネットでできるBaseなど、挙げだしたらキリがないほど、導入すると役にたつウェブツールが存在します。


あとは、SNS全盛期のこの時代にブログを新たに始めるというのもいいかもしれません。実際、東京のメタルコアバンドHer Name In Bloodは2016年になってブログをスターとさせています。インスタントな情報になりがちなSNSと比べて、じっくりと読んでもらいたい内容の濃い文章を書くのに向いているウェブツールだと思います。




 


書き初めならぬ「作り初め」を行う




新年になるとよく行われるのが書き初めです。目標を設定するとともに、精神を統一して取り組むことで心身が清められるというのが行われる理由でしょう。


同じ効果を期待して、新しい曲を新年一発目に作ってみるというのはどうでしょうか。その一年、どういった形でミュージシャン活動を行っていくのかという指針にもなりますし、曲作りと通して改めて自分の音楽活動を向き合うことで、新鮮な気持ちを得ることができると思います。


また、新年一発目に作った曲ということで世の中の人に届けることができれば、それが話題になるとともに、今年の自分の音楽活動に対する聞いてくれた人の期待にもつながります。新しい曲を作るというのは、なかなか取り掛かるのにエネルギーのいることですが、新年は比較的喧騒から遠い位置にある時期なので、落ち着いて取り組めるというメリットもあるように思います。




以上、新年に行いたいことをまとめてみました。一年というのを区切りにして音楽活動を行うのは、メリハリをつける上でも非常に有意義なことです。今年一年がいい年になるよう、新年一発目から気合の入った音楽活動に勤しんでみてください。