muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は多様性のある「いい音楽」にこだわったバンド、flower in the vasementの登場です。
近年流行りの「エレクトロ」に、あなたはどんな印象を持っているだろうか?「キラキラしている」「楽しい」といった印象を持っている人も多い一方、「無機質で好きになれない」という声も未だにちらほらと耳にする。そんな方に是非おすすめしたいのが、今回紹介するバンド、flower in the vasementだ。
同作の3曲目にも収録されたシングル曲「deep deep april」は、温かみのあるピアノの音から始まる。血の通った音色は、確かな体温とともに聴き手に届く。シンセサイザーならではのピコピコ感と、温もりを持った弦の音、そして渡邉望(Vo/Syn/Manipulator)がやわらかなハイトーンボイスで繰り返す歌詞が気持ち良い。有機質と無機質の間の、ちょうどいいところをうまくついてくるから、いつの間にかやみつきになる。