2022年9月に、Vo.白夜琥珀を中心に結成したバンド、LOILO。バイオリン、キーボードを加えた6人編成で壮大な世界観を披露する。東京を拠点に活動中。


結成の経緯は、ヴォーカルの白夜琥珀とバイオリンの秘京凛が出会い、「バンドをやってみよう」という話になったことから。そこから、ひとりひとり声をかけてメンバーを増やしていった。『FRIDAY BUTTERFLY』のMVは、まさにそんなメンバー結成の物語となっているので必見。

以下、白夜琥珀よりコメントをいただいているので、そのまま紹介したい。

「これまでも長くバンド活動をやっていたけど、苦しいものしかなかった。そんなふうにもともと暗い性格なので、みんなを元気づけるというよりも、ヴォーカルを核としながら痛みに寄り添うような音楽をやっていきたい。ひとつの小説を読んでもらうような音楽がコンセプト。自分の思っていたとおりにならないなという苦しさを作品に込めている。このバンドは始まってまだ1年。これまでは自分たちの方向性ややりたいことを知ってもらうための期間だと捉えている。そしてここからが飛躍の時期だと思っている」




・LOILO / Midnight Ballerina 【Music Video】



「絶対にかなわない恋」をテーマにした1曲『Midnight Ballerina』。絶対にかなわない恋をしている2人を、「夜と朝が交わることはない」ということから、月と太陽に見立てて創り上げた。


≪月はね1人じゃ光れないの そうよ 太陽の光を反射して輝くのよ 交わらない それでもいい 暗闇が生きる場所≫と歌う、文学的でありながら感情的で視覚的な歌詞の世界観と、コントラストがはっきりしたドラマチックなサウンド、そしてその上で確かに世界観を表現する歌声。ぐっと引き込まれる要素の多い1曲であることは確かだ。


MVも同様に世界観に誘う雰囲気に溢れていて、歌詞の≪真夜中の踊り子≫に合わせて実際にバレエを踊っているシーンも見どころ。


・LOILO / FRIDAY BUTTERFLY 【Music Video】



「バンド結成秘話がモチーフ」になっているという楽曲『FRIDAY BUTTERFLY』。ただもちろんそれだけではなく、歌詞には秘められた深い裏テーマがある。そんな歌詞の考察も楽しめる作品だ。


サウンド的には、先の『Midnight Ballerina』のドラマチックな雰囲気と比べると、より軽快でキャッチーな雰囲気で描かれているのが印象的。メロディーラインもどこかポップ気味で、MVの色味同様カラフルに仕上がっている。歌詞をじっくり堪能するのはもちろんのこと、そんなメロディーラインやサウンドを楽しむというのも、一つの楽しみ方としておすすめできる。


歌詞もメロディーラインも歌声もMVもと、幅広く味わうことが出来る1曲。



「この先のひとつの目標は海外進出。6人のメンバーが同じところを向いていないことが良いポイント。それぞれ自分がやりたいことをLOILOの活動の中で突き詰めていく。その集大成となる音楽集団としての大きな括りがLOILOという位置づけ。インディーズバンドのよくあるレールを取っ払うか、むしろ逆走するくらいの勢いで新しいことをやっていきたい。バンドというよりも“クリエイター集団”を目指している」と話すLOILOの面々。


この先のさらなる幅の広がりや、さらなる進化・深化への期待は高まる一方だ。是非この機会に名前を憶えておいてもらいたい。きっと無駄にはならないだろう。


【ライブ情報】


■10/1(日)
SHIBUYA STAR LOUNGE & SHIBUYA CHELSEA HOTEL
『“TETE FES 2023 EXTRA!!” -SPECIAL GIRL’s CIRCUIT!!-』
開場 12:00/ 開演 12:30

TICKET 前売¥4,000/当日¥4,800(ドリンク代別)

https://t.co/4bXJlHthoR


■10/28㈯

新横浜LiT

東京ハテナバナナ主催LIVE

開場 15:00 /開演 15:30

※LOILOは18:10〜