今年1月に放送された日本テレビ「第五回全日本歌唱力選手権 歌唱王」で話題となった草ケ谷遥海。
奇跡のような歌声を持つ彼女について、ご存知だろうか?
日本とフィリピンのハーフである草ケ谷は13歳の時に日本にやってきた。21歳になった今に至るまで、数々のオーディションに出場。幾多のステージで圧巻のパフォーマンスを披露し、類まれな才能を発揮してきた。
そんな中、世間の注目の的となったきっかけが、全国の歌手志望、歌自慢の人々がエントリーする「第五回全日本歌唱力選手権 歌唱王」で決勝へ進出したことだった。決勝ではビヨンセの「Listen」を完璧に歌い上げ、審査員とお茶の間に衝撃を走らせたことは記憶に新しい。歌い出しから厚みのある美声を発揮し、サビではパワフルな歌声を捻りあげながら披露し、あまりに高すぎるその歌唱力に、聴く人々は皆度肝を抜かれたに違いない。その歌声は、世界の歌姫に匹敵するほどの技量だった。
その証拠に、司会者のウッチャンナンチャン・内村光良はずば抜けた歌唱力に思わず笑みがこぼれ、歌い終わりには審査員の一人・宮本亜門は立ち上がり、笑顔で大きな拍手を送っていた。会場も拍手喝采。その確固たる実力が人々を感動させた瞬間だった。 結果的に決勝は逃したものの、あらゆる出場メンバーの中で頭ひとつ飛び抜けた存在だった草ケ谷を視聴者が見逃すわけがない。
その後ネットでは彼女を称賛する声が相次ぎ、「草ケ谷遥海が優勝でもおかしくない」というコメントまで多発するほど、聴いた人たちを全員虜にさせていた。
また3月11日に放送された「行列のできる法律相談所」ではパネラーとして出演した賀来賢人が”気になる人”として草ケ谷を選出し、ゲスト出演を果たした。
これから更なる飛躍が期待されるシンガー・草ケ谷遥海。 彼女の歌声は、YouTubeの公式アカウントから聴くことができる。
今回は、多数の動画が投稿されている中、今回は彼女のオリジナル曲「誓い」をご紹介したい。
●誓い
幾度と歌い、丹精込めて仕上げられたオリジナル曲、「誓い」。
その若さとは相反するような落ち着きと堂々とした佇まい。すでにオーラを纏っているではないか。たっぷりの息を吸い込んで、ひとつひとつの音を丁寧に紡ぎだす彼女は、どんな些細な歌声まで一切ブレない。サビにかけて、小柄なボディから想像できないほどの太くたくましい歌声を高らかに響かせており、身体を揺らして気持ちよく聴くどころではなく、あまりの声量と歌唱力の高さに見入ってしまうほど。 なめらかなビブラートは聴く人の心の奥まで揺さぶり、穏やかな曲にも関わらず臨場感をも感じる。
また、芯の強い歌詞にも注目したい。
恋愛ソングでありながら、人生をも語るこの曲では「好きになることに、迷わなくていい」と主張する言葉が垣間見える。
草ケ谷は13歳の時に日本にやってきた。日本語の難しさに、当時は言葉の壁を強く感じたという。
“伝えることの難しさ”に直面した彼女は、大好きだった音楽を通して、自分の言葉をより多くの人に伝えたいと、アーティストの道を志した。
今はその道を驚くべきスピードで走りぬけている。
そんな草ケ谷は現在、クラウドファンディング・プラットホームのCAMPFIREにて「Zeppフリーライブ開催プロジェクト!"Road to Zepp"」を始動中だ。
20周年特別プログラム「Road to Zepp」としてZeppとCAMPFIREとの共同企画を通して、4月19日・Zepp DiverCity TOKYOでのフリーライブ開催を目指して挑戦中という。 これを機に、ぜひライブにも足を運んでほしい。
【Twitter】@xfharumi