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amamori ━━ ピアノ弾き語りのスタイルで描き出す、重厚でシネマティックなストーリーの数々

amamori ━━ ピアノ弾き語りのスタイルで描き出す、重厚でシネマティックなストーリーの数々

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はamamoriの登場です。



メロディアスなピアノサウンドで激情を奏で、エモーショナルな歌声でそこに物語を込める女性弾き語りシンガー、amamori(あまもり)。

新潟県出身の彼女は、幼稚園生の頃にピアノを始め、その頃から作曲活動もスタートさせるという早熟な音楽人生を送ってきた。10歳の頃にはロックに目覚め、ドラムや吹奏楽を経験して音楽大学に進む。
卒業後は音楽に触れたきっかけのピアノで弾き語るスタイルで本格的に活動をスタートし、プログレッシブロックなどを取り入れた独特のスタイルで注目されてきた。時には儚く繊細に、時には激しく攻撃的に。そんなプレイングは「弾き語りプログレッシブポップ」や「音の絵本」と称され、唯一無二の存在感を発揮している。
2013年には「出れんの!?サマソニ!?」からSUMMER SONIC 2013に出演を果たし、2017年にはミニアルバム「一昨日見た夢」で全国流通デビュー。確固たる世界観を武器に、着実に支持を集めてきた。
また、「Risa Amamori」名義でのピアノインスト活動や、バンド編成での活動、朗読や管弦楽器や大道芸といった他ジャンルとのコラボなど、幅広い活動でも知られている。
聴けば聴くほど奥深く、自由自在に広がっていくそのストーリーは、必見だ。


●帰郷


2017年8月に公開された「帰郷」は、そのタイトル通り、故郷へと帰るストーリーを歌うバラードソングだ。
メロディと歌詞が同時に「降ってくる」スタイルで曲を作るというamamori。この曲は、実家に帰る高速バスの中で降りてきたそうだ。だんだんと疎遠になっていった地元の「あの子」との悲しい再会を描いている。
その歌詞からは、主人公が「あの子」の葬儀のために帰郷したことがうかがえる。「大人になってからの帰郷は、誰かが亡くなったときがタイミングになる」という考えが浮かんだことから、この曲は生まれたそうだ。
飾らない言葉が紡ぐ素朴なストーリーは、どこにでもある平凡な別れを描き出す。それを「ピアノ弾き語り」というミニマルな構成で奏でる中に、amamoriの繊細な表現力がうかがえる一曲だ。


●room


amamoriのピアノインストプロジェクト「Risa Amamori」。その作品のひとつとして公開されたのが、「room」だ。
重厚なアンサンブルが激しいメロディを叩き出し、スリリングな緊張感を生んでいるこの曲。「分かりやすく派手で見栄えのする曲を」という発想から生まれたそうで、一見するとテクニカルだが、ピアノ経験者ならコピーしやすく作られているらしい。
彼女のピアニストとしての表現力を象徴する一曲となっている「room」は、自己紹介的なパフォーマンスソングとして必聴の一曲だ。


●子守唄


一見すると優しい物語を連想させる「子守唄」は、そのタイトルとは裏腹に、不穏でほの暗いサスペンスストーリーを描いている。
その内容は「人を殺してしまった少年とそれを探す警察。少年の母親は家に警官が訪ねてくるも、息子を庇う」というもの。ひとつひとつの言葉が生々しい情景を描き、じっとりとした緊張感を描き出している。
この曲のように、自身の気持ちをもとに架空の物語を作ることも多いという彼女。独特の空気感を持った世界観も、その大きな魅力のひとつだ。


「ピアノ弾き語り」というスタイルをとるアーティストの中でも、個性あふれる世界観をもって独自の存在感を示してきたamamori。その知名度・注目度は、じわじわと着実に広まっている。
今後の目標としては、さらに色々なジャンルのクリエイターとのコラボ、特に舞台との融合に挑戦して観たいと語っている彼女。コンスタントに活動を続けるその道筋に、これからも要注目だ。





【リリース情報】


『一昨日見た夢』2017/10/11
1.MASK
2.これは恋?
3.窓
4.箱
5.夜が見てた
6.消えた物語
7.帰郷
¥1800+税

【イベント情報】
12/16(日)
高円寺U-hA
open19:00/start19:30
¥2500+1drink
出演 amamori、富山優子
出演時間 19:30頃

12/21(金)
阿佐ヶ谷Next Sunday
open18:30/start19:00
¥2000+1drink
出演 amamori、nacca (from KOREA)、麓朝光 + 澤田守秀、井上侑

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