2017年より音楽活動をスタートさせたシンガーソングライター、水谷怜。
同年10月には5曲入ミニアルバム「BRIGHTENED」をリリースし、初めてのレコ発主催ライブも開催。翌2018年には9曲入フルアルバム「そして私は」を発売。
2019年からは現体制のYouTube動画配信もスタートさせ、さらに個々に活動するシンガーソングライターたちによるユニット「ぷらそにか」にも加入。自身のYouTubeチャンネル上だけではなく、ぷらそにかのチャンネル内でもその歌唱を響かせている。
2020年になってからも精力的に活動を続け、2月1日には「ぷらそにカーニバル 2020 〜上にまいります!〜」にて3曲入EP「roundup01」をリリース。さらに3月21日には、YouTube無観客配信配信ライブも決行した。
初めて楽曲を作ったのは中学1年生の頃。元々小学生の頃にピアノを習っていたが、ギタリストである父の影響を受け、ギターも習得していった。そんなギターの音色にも、ピアノの音色にも合うような、感情的で吸引力の高い歌声を聴かせるのが彼女の特徴だ。中音域をぐっと押し出したような歌声というよりは、ハイとローをより強く感じる声質で、それが得も言われぬセンチメンタルさを醸し出す。そんな歌声に魅了されるファンが増加中。
・水谷怜 – 傷
潤沢に歪んだギター。その裏でささやかに温かみをプラスするアコースティックギターやピアノの音色。そんな、心をぎゅっとさせるようなバンドサウンドが特徴的なこの楽曲は、「大好きな友達の実体験を聞きそれを元に書いた曲」だという。
≪全てを捧げた≫愛する人との別れを歌った曲となっており、そんな内容にマッチするように、歌声にも強く感情が乗っていて、それがまた心をぎゅっとさせる。特にロングトーン時の声からは、やりきれなさや辛さ、そして温かみのある愛など色々な感情が伝わってくるので必聴だ。
その感情の乗せ方や歌声は、どこか椎名林檎のような雰囲気も感じられる。それだけ声に存在感があるアーティストなのだということが分かる一曲。
・水谷怜 – 落款
人気漫画家・浅野いにお氏の「零落」を読んで作ったという1曲。
穏やかで切ないアコースティックギターと歌声という編成で始まるが、そこから楽曲に加速度をもたらす歪んだギターや華やかさをプラスするようなラインを奏でるベースが入り、ぐっと楽曲が盛り上がっていく。ミドルテンポの楽曲で、決してテンポが極めて速い曲ではないものの、どこか疾走感と気持ち良さがあるのが印象的だ。
サビやサビ前のメロディーの盛り上がりも特徴的。切なさがあるメロディーラインながらも、どこか力強さもあるようなメロディーで、シンプルにいい曲だなと思わせてくれる。
・水谷怜 – 1st full album 『そして私は』 ダイジェスト
2018年11月17日にリリースされた1stアルバム「そして私は」のダイジェスト映像。
1曲目「夢のあと」は彼女の魅力をぎゅっと詰め込んだような感情的なバンドサウンドと歌声を聴かせるロックバラード。ワウのかかったギターで装飾された、どこかブラックミュージック的な要素も感じる2曲目「room」。3曲目は、美しさすら感じるセンチメンタルなナンバー「full」。ロック感全開の4曲目「捉えて」。ポップで華やかな雰囲気のあるブラスを基調とした5曲目「Darling」。オートチューンが印象的な6曲目「そして」。心にしみるような透明度の高い歌声を聴かせる7曲目「day」。まっすぐなバンドサウンドと力強い歌声を飛ばす8曲目「love」。ふくよかで温かいサウンド、牧歌的ながら切ないメロディーが特徴的な9曲目「あの夜に」。
それぞれの楽曲にそれぞれ違った良さがあることが、このダイジェスト映像からだけでも分かるだろう。
シンガーとして歌唱力・表現力に優れているというだけではなく、ソングライターとしても質の高い楽曲をたくさん生み出すことが出来る水谷怜。
今後より注目度を高めていく可能性は高い。今のうちから注目しておけば、後々自慢できるようになるだろう。
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【リリース情報】
「そして私は」
2018年11月17日水谷怜レコ発企画「tiny day2」より発売。
収録曲 (9曲)
Tr1. 夢のあと
Tr2. room
Tr3. full
Tr4. 捉えて
Tr5. Darling
Tr6. そして
Tr7. day
Tr8. love
Tr9. あの夜に