日本が世界に誇るポップカルチャーである「アニメ」。そのテーマソング、いわゆる「アニソン」は、邦楽シーンの中でも独特の存在感をもって、国内外から注目されてきた。

ロックやポップス、メタル、ダンスミュージックなど幅広いジャンルを取り入れながら独自の彩りを見せるアニソンは、単に「アニメの主題歌」という枠を超えて、ひとつの音楽ジャンルとして確立されてきたと言えるだろう。
そんな「アニソン」という文化の発展に果てしない貢献をしてきたのが、2000年に結成された音楽グループ「JAM Project(ジャム・プロジェクト)」だ。
「JAM」は「ジャパン・アニメーションソング・メイカーズ」の略称。その名の通りアニソンをテーマに結成された彼らは、当時はまだまだ発展途上にあった「アニソン」というカテゴリーを、アニメとより高次元で融合した「音楽作品」として世に送り出すべく活動を続けてきた。
タイアップ作品の「主題歌」であることにこだわりを持ち、多くの作品を送り出してきたJAM Project。その人気はアニメ文化とともに海外まで広がり、2008年には世界8か国を巡るワールドツアーも開催された。
以降も海外のアニメイベントへの出演や日本武道館公演などで絶大な人気を誇り、現在進行形で「アニソン」の第一人者として活動を続けている。

・静寂のアポストル



大人気コミックを原作にしたバトルアニメ「ワンパンマン」。その第二期オープニングテーマとなったのが、JAM Projrctの70枚目のシングル「静寂のアポストル」だ。

メタルやハードロックの要素が強い重厚でソリッドなサウンドと、力強くパワフルなボーカルワークが印象的なこの曲。グイグイと迫りくるインパクトや、聴き手の感情を高ぶらせる衝動に満ちたロックナンバーに仕上がっている。
さらに、「あのキャラを連想させる」「サビの盛り上がりが作品にぴったり」といった、アニメ主題歌としての好評も多く集まっている。「アニメと一体になった、作品としてのアニソン」を極めてきたJAM Projectならではの、渾身の一曲と言えるだろう。

・Tread on the Tiger’s Tail



ゲーム「スーパーロボット大戦T」のオープニングテーマとなった「Tread on the Tiger’s Tail」も、JAM Projectらしさが表れた壮大でシンフォニックなキラーチューンだ。

ライブ映像によるこのスポット動画では、メンバー一人ひとりの圧倒的な歌唱力と表現力が、よりリアルに体感できる。迫真に満ちた歌声が重なり合って生まれるパワーは、凄まじいまでのインパクトを見せてくれる。
重厚でありながら確かなキャッチーさも含むサウンドには、王道のアニソンらしさと、現代的でスタイリッシュな空気感が両立している。JAM Projectの「今」を知ることができる一曲だ。


日本ならではの「アニソン」という音楽文化を大きく発展させ、今なお圧倒的な楽曲の数々とパフォーマンスでアニソンシーンの最前線を駆けるJAM Project。
2019年4月24日には今回紹介した「静寂のアポストル」と、「Tread on the Tiger’s Tail」を収録したシングルもリリースを控えている。さらに、所属事務所ランティスによる大型イベント「20th Anniversaryランティス祭り2019」への出演も迫るなど、期待が高まる。
新たなアニソンの世界を見せ続けてくれるJAM Projectの活躍に、要注目だ。

【公式HP】http://jamjamsite.com/

【Twitter】https://twitter.com/JAMProject_0717

【イベント情報】
【20th Anniversaryランティス祭り2019】
幕張メッセ国際展示 9−11ホール
2019年6月21日(金)
2019年6月22日(土)
2019年6月23日(日)
開場:11時30分
開演:13時00分
チケット:指定9,800円(税込)
     スタンディング8,800円(税込)