疾走感のあるギターロックに乗せて哀愁漂うストーリーを描くロックバンド、speel plaats(スピールプラッツ)。
2018年7月に京都・大阪を拠点に活動を開始したspeel plaatsは、ライブハウスシーンで精力的な活動を展開し、
2020年9月には自身初のワンマンライブ「夢物語」を成功させるなど着実に実績を積み重ねてきた。
一方で作品制作にも力を入れ、2019年には1st mini album「夢現」を発表してリリースツアーも開催。
2020年にも1stEP「あなたと」をリリースした。
2021年8月には最新作となる2ndEP「ha zu ru」のリリースを果たし、
併せて''夢の中に連れ出す tour''と題して12月まで全国各地を巡っている。
メンバーはVo.Gt.ayane、Gt.Cho.ponz、Ba.Cho.koto、Dr.ryoの4人。バンド名の由来は「遊び場」を意味するオランダ語から。
自分たちの音楽で、さまざまな場所で、自由に楽しんでほしい、という聴き手への想いが込められているそうだ。
・speel plaats 【あなたと】 MV
2020年リリースの1stEPの表題曲にもなった「あなたと」は、Vo.Gt.ayanの力強いボーカルを軸に、
バンド全体が一体になって爆発力を生むシンガロングとアンサンブルで魅せるロックナンバー。
歌詞に込められているのは「自分たちの音楽はいつまでもあなたと一緒にいる」というメッセージ。
バンドは生き物であり、さまざまな事情でいつでも解散や活動休止が起こりうるからこそ、こうした思いを曲に込めたという。
コロナ禍以前に作った楽曲だそうだが、結果として今の情勢だからこそより響く一曲となっている。
この曲からバンドとしての新境地を切り開いたそうで、Gt.Cho.ponzによるソングライティング、
イントロで存在感を見せるドラムのフィル、前のめりの疾走感を加速させるベースラインなど、
ロックバンドとしての個性をより研ぎ澄ませている。ライブでも定番の一曲として、speel plaatsを知る上で必聴だ。
・speel plaats 【ここまで】MV
2ndEP「ha zu ru」のリードナンバー「ここまで」は、コロナ禍の中でも自分らしく歩み続けてきた足跡や、
この先にまた進んでいくという決意を歌った一曲。
以前のような活動が難しくなった中でも「できる限りライブをする」という選択をして、その選択を積み重ねて今がある。
観客も多くの選択を経てライブハウスの同じ空間にいるからこそ、「ここまで」の選択があったからこそ音楽が届いた。
そんなストーリーが一体感のあるサウンドに乗せて描かれていて、Vo.Gt.ayaneの生み出すメロディや等身大の詞世界、
耳に残るギターのリフや地に足のついたリズム隊のグルーヴが楽曲に確かな体温を込めている。
今この時代だからこそ生まれた物語に、感情を乗せながら聴き入ってほしい。
自分たちの強みとして「パワフルな歌声・パワフルなサウンド」を挙げているspeel plaats。
これからも持ち味をさらに研ぎ澄ませながら「女性ボーカルでもこんなにかっこいいんだ」と聴き手に感じてもらい、
観る人を圧倒できるようなライブバンドになっていきたいそうだ。
ステージに立っていないと弱い自分だけれど、ステージに立ったときは強い自分でいられる。
その強さを以て、誰かの背中を押せるような、誰かに寄り添えるようなバンドになりたい。
そんな想いをかたちにしていくspeel plaatsに、今後も注目していこう。
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