京都府を拠点に活動するロックバンド、Crispy Camera Club。通称CCC。
2016年に結成された彼らは、結成時からのメンバーであるVo.Gt.ミサトとDr.Cho.りんすけを軸にサポートだったBa.中根トモヒロとGt.Cho.稲本裕太が加入するかたちで現在の編成に至る。コンスタントなライブ活動と作品発表で、国内インディーシーンにおいて着実に支持を集めてきた存在だ。
これまでに人気サーキットイベント「見放題」や「MINAMI WHEEL」に出演し、90’sUKインディを中心にオルタナティブロック、グランジ、パワーポップ、J-ROCKなど幅広いサウンドのエッセンスを取り入れた音楽性で話題に。個性的なアーティストが多い京都という地域の特色も見せつつ、ノスタルジーと清涼感を併せ持つ楽曲の数々で、世代を超えた評価を受けてきた。
2018年10月には名門インディーズレーベルKOGA RECORDSから初の全国流通盤ミニアルバム「SWAG」をリリースし、翌2019年7月には2ndミニアルバム「ROMA」を再びKOGA RECORDSから発表するなど、その注目度は高まるばかりだ。これからの邦楽インディーロック界を担う、平成世代のニューカマーと言えるだろう。
・Crispy Camera Club / ネイビー・ショア【MV】
最新作「ROMA」のリード曲となった「ネイビー・ショア」は、突き抜ける爽やかさと古き良きインディーロックへのリスペクトが心地よい風を吹かせるナンバーだ。
淡い情景が浮かぶ詞世界はポップなメロディにのり、軽快なアンサンブルと合わさることで色鮮やかにきらめく。青春の一ページを写すアルバムを眺めているような、懐かしい場所で思い出に浸っているような、そんな気持ちにさせてくれる。
・Crispy Camera Club / 雨があがったら【MV】
Crispy Camera Clubの全国流通デビュー作となった「SWAG」。その収録曲「雨があがったら」は、自由なサウンドで見せる世界観が印象的な一曲だ。リズム展開、フレーズ、コード進行に至るまで、遊び心に満ちたアプローチの数々が不思議な多幸感をもたらしてくれる。
ポップに彩られたMVも見どころで、まさに90’sUKインディーやスピッツなど日本のポップロックを連想させる味を感じさせる。
・Crispy Camera Club / ティンセルタウン【MV】
デジタルシングルとしてリリースされた「ティンセルタウン」は、駆け抜ける疾走感がサウンドのキャッチーさをより際立たせたキラーチューンだ。
ローファイなギターサウンドや地に足の着いたリズム、涼し気なボーカル/コーラスワークが一体になって、春の日差しに包まれるようなどこまでも透き通るノスタルジーを感じさせてくれる。ここぞというタイミングで挟まれるパンチの効いたギターソロもアクセントとして響いて印象的だ。
Crispy Camera Clubが国内インディーシーンの中でも注目度を高め続けている最大の理由は、圧倒的な「楽曲の良さ」にあるのだろう。そのサウンドや情景は90年代のインディーロックをリアルタイムで知る音楽ファンにとっては思い出に訴えかけるものとして、若い音楽ファンにとっては新しくもどこか懐かしいものとして響いてくる。
今後は東京への活動拡大やより大きなイベント出演で客層を広げること、自身の音楽の然るべき届け方を見つけて若い世代のインディーロックファンを増やすことなど、さらなる目標を見据えているという彼ら。10月9日には「ROMA」リリースツアーの東京公演を、11月30日にはホームである京都公演を控えているので、ぜひ足を運んでその世界観を体感してみてほしい。
【公式HP】http://crispycameraclub.com/
【Twitter】https://twitter.com/ClubCrispy
【リリース情報】
Crispy Camera Club「ROMA」
KOGA-215 / 全6曲収録 / ¥1,500(+税)
1. ネイビー・ショア
2. エンディングロール
3. BIG EASY
4. ひとりぼっちのレイニーレイン
5. Peggy Jean
6. ティンセルタウン (ROMA mix)
【イベント情報】
TOUR "ROMAN HOLIDAY"
10/9(水)下北沢SHELTER
Crispy Camera Club
ベランダ
ステレオガール
10/14(月/祝)
"MINAMI WHEEL 2019"
11/30(土)京都nano
未解禁